『竹中式マトリクス勉強法』竹中 平蔵 平凡な勉強の積み重ねこそ力となる
あの元大臣の竹中教授の本を読みましたよ。
職場のすぐ近くの啓文堂ではランキング第一位になってましたし、比較的よく売れているようですね。
たまたま昨日の日経の夕刊にでかでかと書評が出てまして、なんと発売から2カ月足らずで現在23万部の売り上げ部数を誇っているそうです。
竹中さんはこれまで大臣になる前から『経済ってそういうことだったのか会議』や『竹中教授のみんなの経済学』、つい最近も『竹中先生、経済ってなんですか?』という書籍を出版するなど「経済のしくみ」を素人にわかりやすく伝えることに非常に注力されてきています。私も『経済ってそういうことだったのか会議』はだいぶ前に読んだ記憶があります。
あと何年か前にも国分太一と井ノ原がインタビュアーを務める『R30』という番組にも出演していたのをたまたま観たことがありましたが、非常にわかりやすく経済を説明してくれていて、それでいてあまり俺は頭がいいんだぞ!って言う鼻にかけた感じも全くなくて、大臣の頃からちょっと気になる存在でした。
そんな竹中さんの新作はこれまでとは一味違う「勉強法」についての本。今勉強本ブームと言われて本屋でもたくさんの勉強本を見かけますが、そんな流れに教授もいよいよ乗っかったのか?!
竹中さんのこれまでの半生を振り返りつつ、どういう考え方で、どういう勉強を実践して大臣にまでなったのか?ということを大公開している本です。元大臣がこう言う本を出すって異例なことだと思うので、そういった意味でも話題性があるのも頷けますね。
そして「マトリックス勉強法」とは
何か勉強をするにあたっては「今、自分が何を勉強するべきか?を知ることが当然のように大事です。
そしてこれを見つけるためにマトリックスを使うのです。軸となるのは
■勉強には大きく分けて2つの種類がある(横軸)
・人生を戦い抜く武器としての勉強
→例えば、マネジメントを極めるためにMBAに通う、など。ライバルに打ち勝つための武器としての勉強
・人間力を鍛えるための人と人を結ぶ勉強
→ワイン好きの人がワインの奥義を勉強する、など。人間力を高め、人生を豊かにするための勉強の一環
■目標の到達点があるかどうか、すなわち天井があるかどうかの軸(縦軸)
・天井がある勉強
→例えば、公認会計士などの各資格試験、大学受験の勉強など合格したら終わり、という勉強
・天井がない勉強
→例えば、文学的な教養を身につけるとか、経営能力を極める、といった、特定の試験がない上に、学習する材料が無尽蔵な勉強
パワポがなくて図にできないんで非常にわかりづらいのですが、、これを掛け合わせたマトリックスを創り、自分でそこにどんなことを勉強したいか書きこんでいくのだそうです。
これをまずやってみることによって俯瞰的に自分が何を勉強したいのかを知ることができる。それさえわかってしまえば成功したも同然!とのことです!
あとびっくりしたのがこちら。
なんと竹中さんが簿記3級を取ったのは銀行員になられた20代の時。しかも簿記3級を取得できた時の達成感は今でも忘れないというぐらい。簿記3級っていったら高校生でも取れちゃう資格ですよね。大臣になるぐらいの人だからさぞかし常に成績優秀でエリート街道まっしぐらだと思ってたんですけど、実際には全然そんなことないっていうのを自分でも言っていて、成績も常にクラスで真ん中ぐらいだったらしいし、社会人になってからも雑用しかしてなかったようです。
そんな平凡な男が、大臣にれた理由は
………やはり「勉強」しかなかった!
と、、、竹中さんが言い切ることの、この説得力といったら、もうそんじゃそこらのもんじゃございません!不思議と自分もまだまだやれそうだという気になってしまいます!
そしてまた、そんなエリートとは程遠い所にいた人だからこそ、どんな書籍にも、どんな発言にも、我々庶民の目線で経済をわかりやすく伝えることができるんだと、竹中さんがわれわれに経済を語ってくれる時のスタンスのワケがよく理解できます。平凡だったからこその強み、ともいえますね。
読み進めていくと、文章は穏やかですが、大臣時代に「何をやっても批判される」という状況の中での苦悩や自分に対する想像力のない批判への不満もちらほら見受けられます。やっぱり大臣というポストに就いた者にしか分からない苦しい心境というものがあって相当たまってたんだろうな〜と感じます。
しかしながら難しいことが書いてあるわけでもなく、何事も「わかりやすく」という竹中さんのスタンスをここでも一貫していて、ほんとにびっくりするぐらいにすんなり読めてしまいます。
基本のくり返しが大事。地道に続け、かつ逆算的に考える。そしてやるだけ。という非常にシンプルな、でもそれが一番身になるという、竹中さんらしい説得力のある内容でした。
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職場のすぐ近くの啓文堂ではランキング第一位になってましたし、比較的よく売れているようですね。
たまたま昨日の日経の夕刊にでかでかと書評が出てまして、なんと発売から2カ月足らずで現在23万部の売り上げ部数を誇っているそうです。
竹中さんはこれまで大臣になる前から『経済ってそういうことだったのか会議』や『竹中教授のみんなの経済学』、つい最近も『竹中先生、経済ってなんですか?』という書籍を出版するなど「経済のしくみ」を素人にわかりやすく伝えることに非常に注力されてきています。私も『経済ってそういうことだったのか会議』はだいぶ前に読んだ記憶があります。
あと何年か前にも国分太一と井ノ原がインタビュアーを務める『R30』という番組にも出演していたのをたまたま観たことがありましたが、非常にわかりやすく経済を説明してくれていて、それでいてあまり俺は頭がいいんだぞ!って言う鼻にかけた感じも全くなくて、大臣の頃からちょっと気になる存在でした。
そんな竹中さんの新作はこれまでとは一味違う「勉強法」についての本。今勉強本ブームと言われて本屋でもたくさんの勉強本を見かけますが、そんな流れに教授もいよいよ乗っかったのか?!
竹中さんのこれまでの半生を振り返りつつ、どういう考え方で、どういう勉強を実践して大臣にまでなったのか?ということを大公開している本です。元大臣がこう言う本を出すって異例なことだと思うので、そういった意味でも話題性があるのも頷けますね。
そして「マトリックス勉強法」とは
何か勉強をするにあたっては「今、自分が何を勉強するべきか?を知ることが当然のように大事です。
そしてこれを見つけるためにマトリックスを使うのです。軸となるのは
■勉強には大きく分けて2つの種類がある(横軸)
・人生を戦い抜く武器としての勉強
→例えば、マネジメントを極めるためにMBAに通う、など。ライバルに打ち勝つための武器としての勉強
・人間力を鍛えるための人と人を結ぶ勉強
→ワイン好きの人がワインの奥義を勉強する、など。人間力を高め、人生を豊かにするための勉強の一環
■目標の到達点があるかどうか、すなわち天井があるかどうかの軸(縦軸)
・天井がある勉強
→例えば、公認会計士などの各資格試験、大学受験の勉強など合格したら終わり、という勉強
・天井がない勉強
→例えば、文学的な教養を身につけるとか、経営能力を極める、といった、特定の試験がない上に、学習する材料が無尽蔵な勉強
パワポがなくて図にできないんで非常にわかりづらいのですが、、これを掛け合わせたマトリックスを創り、自分でそこにどんなことを勉強したいか書きこんでいくのだそうです。
これをまずやってみることによって俯瞰的に自分が何を勉強したいのかを知ることができる。それさえわかってしまえば成功したも同然!とのことです!
あとびっくりしたのがこちら。
よく誤解されるのですが、若い方の多くは、私のことをまるで「エリート街道一筋」だとでも思いこんでいるようです。私から言わせれば、とんでもない。20代のころは銀行の地方支店の総務部で、行員の引っ越し手配から親族のお葬式の仕切りまで、一生懸命やっていたのですから。
なんと竹中さんが簿記3級を取ったのは銀行員になられた20代の時。しかも簿記3級を取得できた時の達成感は今でも忘れないというぐらい。簿記3級っていったら高校生でも取れちゃう資格ですよね。大臣になるぐらいの人だからさぞかし常に成績優秀でエリート街道まっしぐらだと思ってたんですけど、実際には全然そんなことないっていうのを自分でも言っていて、成績も常にクラスで真ん中ぐらいだったらしいし、社会人になってからも雑用しかしてなかったようです。
そんな平凡な男が、大臣にれた理由は
………やはり「勉強」しかなかった!
と、、、竹中さんが言い切ることの、この説得力といったら、もうそんじゃそこらのもんじゃございません!不思議と自分もまだまだやれそうだという気になってしまいます!
そしてまた、そんなエリートとは程遠い所にいた人だからこそ、どんな書籍にも、どんな発言にも、我々庶民の目線で経済をわかりやすく伝えることができるんだと、竹中さんがわれわれに経済を語ってくれる時のスタンスのワケがよく理解できます。平凡だったからこその強み、ともいえますね。
読み進めていくと、文章は穏やかですが、大臣時代に「何をやっても批判される」という状況の中での苦悩や自分に対する想像力のない批判への不満もちらほら見受けられます。やっぱり大臣というポストに就いた者にしか分からない苦しい心境というものがあって相当たまってたんだろうな〜と感じます。
しかしながら難しいことが書いてあるわけでもなく、何事も「わかりやすく」という竹中さんのスタンスをここでも一貫していて、ほんとにびっくりするぐらいにすんなり読めてしまいます。
基本のくり返しが大事。地道に続け、かつ逆算的に考える。そしてやるだけ。という非常にシンプルな、でもそれが一番身になるという、竹中さんらしい説得力のある内容でした。
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