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『フリーエージェント社会の到来』ダニエル ピンク 未来は女性と子供の手の中

これ、社会に関わる全ての人(ってほとんどの人じゃん…)やこれから社会人になろうとする学生などは必ず読んだほうがいいと思われる一冊。というぐらいの勢い。初版は2002年なので少し前の本なんですが、今巷でどこどこの大企業が何人リストラ、なんてニュースが連日のように流されている現在においてこそ、自分の労働倫理のあり方について考えさせられるであろう多くの示唆に富んだ一冊で、否応なしに自分自身の今後の自分のキャリアをどう作っていくか?今後の世界の労働環境はどのように変化していくのか?ということを自問自答せずにはいられなくなります。

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかフリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
(2002/04)
ダニエル ピンク玄田 有史

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「フリーエージェント」とは企業などの組織にとらわれず、独立を宣言し、複数の顧客を相手に、自分にとって望ましい条件で働くフリーランスや自営業者、ミニ企業家のような、人たちである。

まぁ簡単いえば組織に属さないで自分の実力や自分の価値でビジネスができる人、ということです。

ここでは「フリーエージェント」を5W1H(whoだれ、whatなに、whenいつ、whatなぜ、whereどこ、howどのように)に沿って分けて解説していくわけなんですが、筆者が1年をかけて全米中を飛び回って取材した豊富なデータに基づいて構成されており、各センテンスごとにポイントもまとめられているため、通して読んで全容を把握することもできるし、「フリーエージェント」に関する自分が知りたい情報だけにアクセスするという使い方も容易にできます。

で、ここで取り上げたい私の関心のあった場所は、この本の主題である「フリーエージェント」そのものでもなく、自分自身のキャリアに関わる部分でもありません(そこに関しても気づきは当然多々ありましたが…)。私が関心を得てここに書こうとしている部分は、昔から世の中の社会的弱物とされてきた「女・子供」です。

女性は建国の父(母?)である

女性はフリーエージェント・ネーションの形成を強力に推し進めている。会社を立ち上げる女性の数は急上昇している。多くの場合、女性が「ガラスの天井」に跳ね返されないためのいちばんいい方法はその部屋の外に出てしまうことなのだ。

P375

フリーエージェント・ネーションの取材で全米を旅しているうちに、女性はフリー・エージェントネーションの「建国の父」(建国の母と呼ぶべきか?)なのではないかと、私は思い始めた。

P376
「アラフォー」が今年の流行語の一つとして選ばれました。アラフォーとは35歳から45歳までの女性を指す言葉ですが、その真意は

男女雇用機会均等法のもとで仕事をし、キャリアを積んだ世代。結婚と仕事の選択がそれまでの世代より自由に行えるようになり、キャリアウーマン、女性ベンチャー企業家も珍しくなくなる世代といえる。

アラフォー(あらふぉー) - 日本語俗語辞書より

という「女性の生き方の多様化」のようなものが背景があります。ちなみにドラマはみていなかったのでどんな話かは全く知りません天海祐希と藤木直人がいい感じになってるのはちらっと見ましたけど…。

以前『勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan』勝間和代 日本人としての指針となる1冊!のエントリーにも書きましたが、女性に対してはこれまで長く社会的に見えない差別があったということは否定できません。ここでは「透明の天井」という表現をされていますが。

だからこそ女性は知らず知らずのうちに自分の本当の実力を発揮できる自由な場所、本来の自分でいられる場所を探し求めるフリーエージェント思考の方が多いのだと思われます。つまりこれが「女性の働き方の多様化」です。

かくいううちの奥さんも新卒で入ったバブル期の遺産人間が幅を利かす会社を2年で辞め、現在はこの本で言うところのまさに「フリーエージェント」として、自分で猫の手作り首輪のお店。をやっています(現在は一時休業中ですが、そのうち復活します。興味がある方はどうぞご覧ください…とちゃっかり宣伝…)。このような身近な存在である奥さんが、この本に出てくるフリーエージェントと同じような境遇にあること。そして今の転職コンサルタントの仕事の中で、とても優秀な女性に多く合うこと。これらの実体験から間違いなくこれからの労働人口減少の時代に突入する今こそが「女性の時代だ!」と思いっきり私自身は男性のクセにまず間違いないと確信しているのです。

今後労働人口が減っていく中で女性の生み出す経済効果の比率がどんどん大きくなり、そこに頼らざる負えない構図にきっとなるはず。。。その時には女性に対するガラスの天井もなくなっているのかも。私を含めたこれまで知るも知らざるも実は優遇されていた男性達は、そんな女性達に負けないよう自分を顧みる必要があるのだと思います。

今年アラフォーが流行語大賞に選ばれた事実こそがその兆候のような気がします。

従って今後は女性が企業で働くうえでの、多様な価値観に基づく働き方の選択肢の増大や、そして女性のフリーエージェントが働くための何かしらのサポートが急務になるのではないでしょうか。

「学校」という「均質化装置」の終焉⇒子供も集団主義から個人主義へ

全国共通の学力テスト、一律のカリキュラム、均質化された子供の集団(同年齢の人間だけが押し込められた部屋で一日を過ごすことなど、学校以外ではまずありえない)。学校は、工場の業務処理の方法を一種の信仰にまでひきあげたのだ。

P294

子供でも大人でも、学校や職場、家庭で自由を奪われ、賞罰のシステムを押し付けられると、やる気を失い、学習や仕事に喜びを感じなくなるという。(省略)自由は何かを学ぶための回り道ではなく、近道なのだ

P300
ここにあるとおり、いま社会が激変する状況である中で、学校のほうはほとんど何も変わってはいない。従来の均一的な教育では、そんな激流のような社会で通用する子供はほんの一握りしか生まれてこない。これは子供にとっても、我々の未来にとっても、その損失の大きさは計り知れないのだと思います。

今から140年前、江戸時代から明治維新へと時代が変化を遂げた時、それまでの寺子屋での教育から、新しく慶応義塾や早稲田が出てきたように、新しい時代には新しい教育システムが必要なのです。

例えばマクドナルドの店員について考えてみてほしい。この人たちは正社員ではあっても、テンプ・スレーブが劣悪な条件で働かされているのは、その人たちが臨時社員だからではなく、正当な扱いを受けるための技能や交渉力をもっていないからなのだ。今日、職場における不平等を生み出しているのは、その人が会社員であるかフリーエージェントであるかではない。不平等を生むのは、需要のある技能を持っているか否かの違いであり、新しい人材市場における交渉力をもっているか否かのちがいなのだ。

P262
今、派遣労働者の劣悪なる労働環境や待遇などが社会問題になっていますが、この根本の原因は学校がこれまで集団主義のもと、この個々の「需要のある技能」を開発することを一切してこなかったからなのではないでしょうか。これだけでがすべてではないでしょうが、雇用主の責任うんぬんではなく、従来の教育システムの変化のなさによる完全なるシワ寄せ!という部分が大きいように感じられます。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、ここでいう「需要のある技能」を手に入れるための最も手っ取り早い方法は「好きなことを追求する」こと。そして「好きなこと」のヒントは「好奇心」なのです。

ではその「好奇心」をどうやって見つけ、どうやって伸ばすのか?そのヒントが↓の記事にありました!

わが子に「学校」はいらない(AERA) - Yahoo!ニュース

「大事なのは学ぶ意欲。それが続く限り人は成長します。小学生は一番大きな好奇心を持っている。好奇心は作るものじゃなく、大人が潰さないようにサポートするのが重要なんです」

「自分のやりたいことをやっているときは、いろんな発想をし、その中で試行錯誤をする。それが学びだと思う。大人は子どもをもっと信頼していい」



好奇心に従って好きなことを追求していく。その過程の中で子供はこれこそが「自分」であり、他者との違いなのだと認識するはず。

平等主義と無個性集団の中では必然的に子供たちは周囲の人間とは違う、かけがえの無い自己を認識することができなくなってしまうんです。だから自己を認識する為に、本能的に自分より弱いと感じられる他者を虐げる。つまりいじめが起こる。

逆に個人主義的教育、それぞれの好奇心を伸ばそうとする新しい教育システムこそが、いじめの改善策にもつながるのではとも思います。

今後義務教育としての学校がすぐになくなることは考えづらいですが、この本にあるようにもしかしたら高校がなくなるという可能性は非常に高いように思われますし、生き残るのは、この間たまたまカンブリア宮殿「やる気のスイッチを入れる極意!)で観た品川女子学院のような、生徒に28歳の自分から逆算して、実践的な社会的体験をさせる授業を行うような学校だけになるのかもしれません。

もしくは少なくとも昼間学校で勉強した分、放課後は予備校や塾などへは行かず、その代り自分の好きなこと追求する時間を多くとるようになる、など。その受け皿として様々な分野への専門性を持ったスクールや在宅学習プログラム等が増大していくのかもしれませn。

ここでは「大工をしている人は大工を教えるようになり、作家は文芸雑誌作りをしたいと思っている人たちにアドバイスすることができるだろう」なんて書かれていますが、このような様々なケースがどんどん出てくるのでしょうし、自分も自分の道を突き詰めたそのあと、最終的にはこういうことをしてみたい、というキモチもふつふつと出てきました。

今後の教育システムの変化にはますます目を凝らして注視しておく必要がありそうです。。

この本を読んで感じたことはつまりはこれからの未来は、ここにあげたとおり女性と、新しい未来を創る新しい子供たちのものなのだ、ということです。そんな時代に即した何か新しいこと。この辺を模索していきたいと感じます。

と、引用がムチャクチャ多くなってとても見ずらいんですが、、、それだけこの本は気づきをえられたフックが至る所にあり、ここに書ききれないようなもっと多くの気づきがありました!この本は今後も何度もここに立ち戻ってくることになるであろう私の考え方のベースの部分になりそうな気配すらあります…。

ぜひご一読を。

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