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どんどん反射させようぜ。輝きを。-『ロックンロールが降ってきた日』秋元美乃

ロックンロールに首根っこ掴まれちゃった人なら、誰もが体験しているそれぞれの「ロックンロールが降ってきた日」。それが鮮明に胸に蘇ってきて、しかもその日のその瞬間って、自分にとってとても大切な何かだったんだって気づけるめっちゃいい本。もはや抱きしめたい。

ロックンロールが降ってきた日 (P-Vine Books)ロックンロールが降ってきた日 (P-Vine Books)
(2012/04/20)
秋元美乃

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ヒロト、マーシーをはじめ、チバユウスケやベンジーや怒髪天の増子直純、ACIDMANの大木伸夫、それにムッシュかまやつ、仲井戸麗市などのレジェンドから、BAWDIESのROYなんかの若手に至るまで、15名のロックンローラーが、初めてロックに出会った日のことを振り返るインタビュー集。もうね、読んでるだけで嬉しくなっちゃうよ。

ロックンローラーたちのパーソナルで根源的な体験を読んでると、不思議と今度は自分のパーソナルな体験がよみがえってくるわけ。

自分のこと言っちゃうと、例えばこの本で語られてるヒロトにとってのマンフレッドマンの『ドゥ・ワ・ディディ・ディディ』や、マーシーにとってのビートルズの『ツイスト・アンド・シャウト』が、自分にとってはブルーハーツの『終わらない歌』だったのね。

小2のとき。近所のよく遊んでもらってた3つ年上の兄ちゃんの家で、ある日「これかっけーんだよ。聴いてみろよ」ってブルーハーツの1stかけてもらったんだよね。その兄ちゃんが選曲した『終わらない歌』のイントロが鳴って、歌になだれ込んだ瞬間「ん?……………ぅうわぁぁぁぁぁ~!」ってなった。もうね「しびれた」なんて言葉じゃ足りない。ドッカーンって稲妻走ったもん。この瞬間すべてがむき出しになったよ。

3rdアルバムの『TRAIN-TRAIN』が出たすぐ後ぐらいだったから、その日以降もその人の家にいくたんびに、2ndアルバムや3rdなんかも聴かせてもらって、もうかかる曲かかる曲、全部に持ってかれた。サウンドから声から詞からジャケットの4人の風貌まで、もう全てにドキドキした。

それまで音楽聴くったって戦隊もののテーマソングやらドラえもんとかのアニメの主題歌とかそんなんばっかりだったのね。なのにその日からブルーハーツの音楽がぜんぜん頭から離れなくなっちゃった。当時はまだCDデッキ持ってなかったから、1stアルバムのカセットテープを親に頼み込んで買ってもらって、まじで擦り切れるほど聴いた。ポータブル型のちゃっちいカセットデッキだったから寝るときも枕元に置いてアホみたいに何度も再生してた。

あと何かのTV番組で初めて動いてるブルーハーツ観たときの衝撃も半端じゃなかったなぁ…。ヒロトの動き、「どうやら今おれは、みちゃいけいないもんみてるぞ…」って思いつつ、全くもって目が離せないの。ロックンロールが鳴ってるときの理屈抜きの衝動がまんま表出しちゃってるあの動きね。

そういうさ、ロックンロールに首根っこ掴まれた人なら、誰もが体験しているロックンロールが降ってきた日その瞬間や、ロックンロールにかぶれてイタイぐらいに突っ走っちゃう青臭い日々を如実に思い起こさせてくれるんだよ。そしてそれがものすごぉく大切な瞬間だったってことを気づかされる。まぁイタイっつうのは今でもそれはあんまり変わってないともいえるんだけどさ。

そりゃおれはミュージシャンでもなんでもないんだけど、このときに味わった何かとんでもないあの「感じ」を今でも味わいたくて生きている。それは別に音楽だけじゃなく、生きている中で出会う未知の体験とか誰かの作品とか自然とか、そんなものの中にも間違いなく存在しているもんねぇ。

その理屈じゃない「感じ」を嗅ぎ付ける「感性」を得られたのはロックンロールのおかげだし、その意味じゃ、自分もまたロックンロールによって人生変えられたんだと、(全く大した人生じゃないけども…)大仰に言っちゃうよ。というか、みんなそうなんだよきっと。

ロックンロールっていうのは頭で考えるんではなくて、感じることの喜びを思い出させる、もしくはそれを気付かせてくれる音楽だと思うんですよね。 ROY

で、最後に我らが甲本ヒロトのインタビューにふれないわけにはいかない。「輝きを反射させる」ってことについて語ってて、実はこの話し、前に雑誌の『BRUTUS』に載ってた対談でも語ってたことなのね。このブログのタイトル「Today's Reflection」って、その『BRUTUS』を読んでヒロトが語ってた「反射」を「Reflection」にして拝借してるんだよね。(ここにそのこと書いてるんだけど→ブログタイトル「Today's Reflection」に変更します

その『BRUTUS』の内容よりも、より力強く直接的なメッセージになってるので、もはや引用しないわけにはいかない。

月や星は輝いてないよね?星って輝いてないよね。ロックンロールの星たちも輝いてるんじゃなくて反射しているんだ。光っているのは太陽じゃないか。星が光ってるんじゃなくて、太陽が光ってる。(中略)今この本を読んでいたり、今誰かを「カッコいいな」と思ってる人たちも、その輝きを今受けています。だから反射させてみてください。あなたはきっと輝く。自分が感動したっていうことは、人を感動させる力を持ったという証拠だから。勇気を持って楽しく生きてほしい。だから「楽しいな」と思ったらもう勝ちだよ。だからどんどん反射させようぜ。輝きを。 甲本ヒロト

「輝きを反射させる」「感動を跳ね返す」。もはや、これ一生のテーマにしたっていいかもなぁ。。。

というわけで、ロックンロール好きなら抱きしめたくなること間違いなしの一冊ですよ~。輝きを受けちゃいなよ~。

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