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勝手に「育児のバイブル」認定!‐『子どもへのまなざし』佐々木 正美

この本、勝手に「育児のバイブル」に認定させてもらったので、勝手に宣教することにしちゃいます~。

子どもへのまなざし子どもへのまなざし
(1998/07/10)
佐々木 正美

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この前行った小児科の診察に置いてあったのをみかけて、ずっと気になっていたのね。それで読んでみたら、もうとんでもない名著だった。これ読むとただでさえ愛しいわが子がもっともっと好きになっちゃうよ~。

というわけで勝手に引用しまくってみる。

子どもというのは、自分の子どもだけが育つということはありえなくて、人と、とくにほかの子どもと育ち合うのです。親は、自分の子どもといっしょに育ち合ってくれる子どもたちが、視野に入ってなくてはいけないのです。

私は、自分の子どものしでかす失敗や不始末というものに、あまり悲しみや怒りを感じません。子どもをその失敗からどう立ち直らせるかということで、ここが親の出番だと、静かな意気込みをもつのです。この子がたいした失敗もしないで育ってしまうよりもはるかにいいのですから。(中略)私は本当に、失敗が人格に厚みをますと思っていますから、求めてでも失敗というのはあってもいいと思うくらいです。

子どもが健全に成長するためには、反抗期はあまりおさえこまないでいてあげるのがいいと思います。けれども、三歳児や就学前後の子どもというのは、未熟な判断で能力以上のことを、せいいっぱいやろうとしますから、事故と背中合わせの関係になります。ですから、子どもを危険から守るような手だては必要だということを、気にかけてくださればいいのです。

たいせつなことは、生き生きと楽しく意欲的に考え、行動し、学ぶという感性の習得なのです。そのときそのときに、好奇心をいっぱいもって、自然など周囲の対象を探索しながら、「感じ」、「考え」、自分の生命の充足感を体験する習性のようなものは、大きくなって急にできるものでは決してないと思います。

子どもにとっては自分の鼻水であるとか、おしっこだとかうんちだとかいうものは、「自分のもの」なのですから、子どもにとっては大事なものなのです。ですから、それをきたなくひどく不快に感じる人は、こういう時期の子どもの育児者としては不適格ですね。子どもの気持ちをそれだけ傷つけることになります。

親が子どもに期待する喜びを、大きくもってしまった場合に、子どもからみると条件つきの愛情になるわけです。そして、その期待が過剰になってしまうと、子どもは愛されているという実感をなくしてしまいます。(中略)いま、この瞬間を、幸せにしてあげよう、その積み重ねが、この子の幸せになるのだという育て方がいいのです。

お母さんやお父さんにお願いしたいことは、子どもの笑顔や喜ぶ姿に、ご自身が喜べるご両親であってほしいということです。親の希望どおりのことを、子どもがしてくれることに喜びを感じるのではなく、子どもの希望にこたえられることに、幸福を感じられる親であってほしいということです。

つぎの世代を生きる子どもたちを、豊かに健やかに育てるということこそ、もっとも価値の大きい役割であり、使命であると強調しておきたいと思います。つぎの世代の命を思うことをしないで、私たち自分自身の命の完成などありえないのです。

この本は、発達心理学者のエリクソンの「発達段階」の理論を背骨にしているのね。それをもとに乳幼児期の子どもの要望をできるだけ要望通りに叶えてあげることで基本的信頼感が育まれ、それによって子どもは発達課題を乗り越え、健全に育つことができ、人間性の基盤が形成されるんだよ、と主張されているってわけ。

これ読んで、そりゃあ要望を全部叶えたいのはやまやまだけど親にも時間ってものがあるし、どうしても急いでる時に全部子どもの要望なんて叶えてられない!って思う気持ちが現実的にはある。それでも、自分たち親の一番ねっこのところに、子どもを「いま、この瞬間を、幸せにしてあげよう」っていう大きな心がどっしりとありさえすれば、それでいいんじゃないかと思えてきた。

それにしても、子どもがもっと好きになっちゃうのと同時に、やっぱりつぎの世代を生きるこどもを育てる親として襟を正されちゃう。毎日毎日育児に追われてるとだんだん視野が狭くなって大きな心を持てなくなっちゃうけど、そういう時こそこの本に立ち戻って初心に帰ったらいいじゃないかなぁ。

「発達段階」は「生涯発達の理論」でもあり、ここに書かれていることは育児だけじゃなく、人材育成・研修・マネジメントの視点で読んでも学び・気づき・知見が得られるんじゃないかなぁ。

大きな心で子ども(つぎの世代の命)を受けとめ、親もまた成長したくなるような一冊でした~。

続…と、完…があるらしい↓
続 子どもへのまなざし続 子どもへのまなざし
(2001/02/28)
佐々木 正美

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完 子どもへのまなざし (福音館の単行本)完 子どもへのまなざし (福音館の単行本)
(2011/01/20)
佐々木正美

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