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記録したいから記録すんの!-ウメサオタダオ展

ウメサオタダオ展で感じたこと。それは、高尚じゃなくていい、卑近でいい。人生をかけて好奇心の赴くままにフィールドワークして、記録すること。それはただただ楽しい。ってこと。



お台場の未来科学館で2/20まで開催されている「ウメサオタダオ展」に行ってきた。いや~おもしろかったぁ。

梅棹さんが生前残した膨大なメモやスケッチ、ことばなんかの記録の数々がドーンと公開されてるのね。まさに「世界は情報で満ちている。全ての存在それ自体が情報である」って感じの空間。そんな場内を歩き回ってたら段々顔がニヤけてきちゃった。

梅棹さんって「知の巨人」とか「知的生産の先人」とか言われてるけど、そんなの周りが勝手に奉ってるだけで、案外本人はそんなのどうでもいいとか思ってたんじゃないかな~。きっとそうだと思うな~。

確かに50年も前に『文明の生態史観』や『情報の文明学』なんていう今でも色あせない論考を提示した先見性は、梅棹さんの高尚な「知」以外のなにものでものない。そこに対する尊敬の念は当然ありますよ。

それでも梅棹さんの残した記録をみていると、その高尚な「知」の根っこのところは、きっと少年のような抑えきれない好奇心に従ってるだけのように思えてならない。楽しいからもうなんだか止められないんだよ~、てな具合に記録し続けて、気づいたらとんでもないことになってた~って感じ。もうね、おこがましい限りなんだけどめっちゃ親近感覚えましたワタクシはw

だってさ、なんかの本を書くときのアイデアを書きとめたメモをみるとさ「愛妻家。わたしはそうではないが。」とか書いてあるし。ものすごくハイレベルな思考の跡を見せたかと思いきや、そのすぐ横に結構くだらないこともメモしてあるw

そういえば『情報の文明学』で、人体にとって何の栄養にもならないけど、大いに人間の感覚や神経系に刺激を与える「情報」をコンニャクに例えてたでしょ。
情報の文明学 (中公文庫)情報の文明学 (中公文庫)
(1999/04)
梅棹 忠夫

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コンニャク情報論
コンニャクに栄養価がないことは、むかしからしられていて、腹のなかの砂をとるもの、などといわれていた。いわば一種の煙突掃除のようなものである。しかし、これの通過によって、消化器官系はおおいに興奮し、活動する。
情報というものには、かなりの程度にこのコンニャクに似た点がある。情報をえたからといって、ほとんどなんの得もない。それは感覚器官でうけとめられ、脳内を通過するだけである。しかし、これによって感覚器官および脳神経系はおいに緊張し活動する。それはそれで、生物学的には意味があったのである。

コンニャク情報論ってw

でも、こういう卑近な例えだからこそ、あ~なるほど!ってすっごいよく理解できる。このユーモラスかつ実直なアナロジー思考が梅棹さんの魅力なんだよなぁ。

あと、冒険家として世界中を駆け回る梅棹さんが常に携帯してその知見を書きとめていた「フィールド・ノート」が展示されてるコーナーがありまして。



自分もね、海外旅行や知らない土地に行く時は必ずノートを持ってって、とりとめもなくぼんやりと頭に浮かんだことを書きとめたりしてたから、もうすっごい共感しちゃうわけ。知らないとこに行く時は、これやりたくなっちゃうんだよ~。結局ね、何かとてつもない発見をして、人類の未来を発展させるぐらいのもの凄く重大な論文を提示してやろうとか、そういう目的ありきなんじゃないの。ただ単に楽しいからやってるだけなのよ。やりたいからやってるの。

自分も2年前に娘っこが生まれてから毎日育児日記みたいな簡単な記録を付けてるんだけど、ふと、こんなことしてて意味あるんだろうか?とか思うわけ。誰が見るわけでもないし、見られたところでなんの足しにもならんし。けど別に意味とかじゃないんだわ。楽しいからやってんの!卑近でいいんだよ。とにかくやりたいからやってんの!ってことですよ。



というわけでこのウメサオタダオ展、2月20日(月)までやってるんで、この週末あたり足を運んでみてはどうですかねぇ。人生をかけて好奇心の赴くままにフィールドワークして、とにかく記録したくなること間違いないです~。

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