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【AIR JAM2011レポVol.2】BRAHMAN‐信念を超えて…

AIR JAMレポ2回目はトリ前のBRAHMAN。相変わらず超個人的解釈で振り返ってみます。

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↑写真、お借りしました

まず前提としてBRAHMANのライブを観るのは確か2002年のフジロック以来9年振り…。しかも音源は『A FORLORN HOPE』以降全く聴いていない…。でもライブ自体はそれまでに単独やいろんなイベント含めて10回以上は観てるはず。

で、BRAHMANっていうバンドのライブの個人的な評価は、振り幅が大きい、ってこと。

以前ここ↓にも少し書いたんだけど、簡単にいえば当たり外れの差が激しい。
『ETERNAL RECURRENCE』BRAHMAN 懐かしさと新しさの情動

当たりのときは、ひょっとして、波動砲でも発動しちゃった?ってぐらいに空間が歪曲して別の次元に連れてかれちゃう。かと思えば完全にほったらかされ感丸出しで、突き放されて終わるハズレの時もある。

その原因はBRAHMANというバンドの独自性とも言えるそのストイックさにある。MCなしでひたすらたたみかけて己の限界を追求する姿勢。アスリートが大舞台で観客と意識を切り離し内面に集中力を高めていくのと同じ。そこに安定感を求めるのは無理な話で、どうしても脆さがつきまとう。

ちょうどこの日の一つ前のマキシマムザホルモンが観客に対して開けっぴろげなまでにオープンな姿勢であるのに対し、BRAHMANはそれと対極にいる。観客に対してどちらかというと内面に閉ざす方にベクトルが向いている。ホルモンが純粋にサービス精神旺盛なバンドだとするなら、BRAHMAN流のサービス精神とは痛々しいほどストイックに限界まで突き詰める姿を晒すことなのかもしれない。ライブという場は楽しむ場というより鍛錬の場なんじゃないかと思ったこともあった。

そうして観客は突き放されているような感覚を伴ったまま、その孤高な存在感に少しでも寄り添おうと追従するしかない。もちろん、それでもBRAHMANの発する気と観客の気がシンクロして一体になった時ってのは、他のバンドじゃ味わえないちょっと宗教的なまでのトランス感が味わえる。だからそれを信じて毎回ライブに臨んでしまう…。

今回9年ぶりにBRAHMANのライブを体感することになって、そんなバンドとしての姿勢に何か変化はあったのか?それともその姿勢を貫いてますますマッチョになって安定感を獲得しているのか?そんな個人的な興味関心を抱いていた…。

というわけでBRAHMANのセットリストは以下の通り。

1:ARRIVAL TIME
2:THE ONLY WAY
3:SEE OFF
4:SPECULATION
5:賽の河原
6:BASIS
7:CHERRIES WERE MADE FOR EATING
8:BEYOND THE MOUNTAIN
9:ANSWER FOR…
10:霹靂

ステージ横のスクリーンに98年と2000年のAIR JAM出演時の映像が無音で流される。この時点で「おやっ?」と思った。どのステージでも変わらないBRAHMANでも、過去からの文脈を提示したくなるほど今回のAIR JAMは特別なんだと感じた。


「AIR JAM2011」と映しだされた瞬間、以前と変わらないあのブルガリア民謡のSEが流れだして会場は最高潮のボルテージ。

一発目はぶっといBASSから始まる『ARRIVAL TIME』。この曲ってミディアムテンポだし、どちらかといえば内面の激情の圧力を高めていく曲で、放出する方の曲ではない。なんとなく、ひとつ前のマキシマムザホルモンを意識して、一個だけ間をつくったのかな、と思った。実際それまでホルモンのはっちゃけた余韻が支配していた場内がグッと閉まって完全にBRAHMANの厳粛ムードに一変したから。まあ、こんなもんただの想像にすぎなくて、実際の選曲の意図はどうか知らんけど…。

と、そんなことを考えていたらTOSHI-LOWがまさかまさかのMCを始める!しかも「だれよりも今日という日を楽しみにしていたBRAHMAN、始めます」だって。これには驚愕。これまでとは明かに違う。冒頭からこんなに気の効いた喋りを披露するなんて初めて見た。今日はもしかしたらもの凄いことになるんじゃないかとここで相当期待感を持った。

そのあとはもう見事というほかない。『BASIS』でイントロのギターに合わせてTOSHI-LOWが体を大きく反らす。無茶苦茶カッコいい…。時折大型ビジョンに映るTOSHI-LOWの表情がうっすら微笑んでいる。はっきりいってこんなにライブを楽しんでるように見えるBRAHMANは今まで記憶にない。初めて客に対して開いている。それに呼応するようにアリーナのオーディエンスも阿鼻叫喚の光景…。『BEYOND THE MOUNTAIN』あたりで、これはもう完全に波動砲、発動しちゃってるかも…、ってなほどにいよいよ異空間と化す。

『ANSER FOR…』が始まる。どうでもいいけど勝手にこの曲はBRAHMAN版の『リンダリンダ』だと思ってる。アプローチは全く違えど、静と動のコントラストを一曲の中に同居させることで両方を際立たせ、普遍的な曲に仕立てあげてるという点では共通してるなーといつも思う。久々に生で浴びたけど、やっぱり名曲。

この曲の途中、なんとTOSHI-LOWがステージから降りて、歌いながら観客に向かってダイブ!!冒頭のMCやライブ中の笑顔とともに本当にこれには驚愕した。何度も言うけどこんな姿はあり得ない。かってのBRAHMANのライブってステージと観客との間には見えない壁があったはずなのに、それを自分から壊して出て行った。

そして曲が終わると同時に観客の前方に留まったまま2回目のMC。ここでAIRJAMやハイスタ、11年の月日に対する想い、そして東北の復興に対する強固な意志を、なんと10分近くにも渡って表明する。

表情も語り口もいたって真面目で重いが、ジョークも混じるそのことばに、固唾を飲んで見守る静寂の中で時折爆笑と感嘆の声が上がる。BRAHMANのライブに爆笑だなんて考えられない…。でもそのジョークとは、軽はずみなものでもなんでもなく、彼の積層してきた強固な意志と一体になっているものだから笑いながらも泣けてくる…。

とりわけ響いたのはやっぱり「今でもライブ中に死んだっていいと思ってる。 でも今日だけは次のバンドが見たい」「東北の人たちが元の生活に戻るのを諦めない」のところ。この人はそれほどまでに限界を追求してるのか…、強い意志を持ってるのか…って。

ここのMCはちょっとうまくことばでは表現できないほどに全てが神がかってた…。

…………。

もう完全に唖然としてしまって、正直その後は坊然と立ち尽くすのみ。曲を聴いていたようで、ほとんど聴いていなかった。

こうしていつ終わったのかよくわからないまま、BRAHMANのライブは幕を閉じた。

この日のBRAHMAN、良いとか悪いとか、安定感とか脆さとか、そんなものを軽く超越してた。BRAHMAN史上に残る、というかラウドミュージック史上に残るライブだった。

己の信念を貫くこと、そして時にその信念を曲げてまでも伝えなければならないことがあるということ。その強固でしなやかな姿は本当に優雅で美しくこれ以上ないほどエモーショナルだった。

…。

そして同時に少しだけ何か自分が浅はかに思えてきてちょっとだけ自己嫌悪に陥ったりもした。どうしようもなくいたたまれなくなった。

やれBRAHMANは信用できんだとか、やれ突き放してるだとか…。真摯に何かに取り組んでる人たちに対して何かを評価できるほどオマエは11年前から少しでも成長したのか?ストイックにものごとを追及してきたのか?3.11を経てTOSHI-LOWのように自分の信念を変えてまでも行動したり訴えようとしたか?そもそもその前に信念なんてあるのか?とか、そんな自問自答が胸に迫った。

少なくとも、そろそろ人の揚げ足取るのはやめにしよう、と思った。そんなことよりも自分がどう感じて、どう行動するかだ。そして続けること、積み上げること。ライブを観てこんなに己れの浅薄さを突きつけられたのは初めてだ。BRAHMAN…、やっぱりとんでもない人たちだな…。


とか散々言いながら実は一番唖然としたのはBASSのMAKOTOくんがWAGTUGのKenKenと見紛う程の超ロン毛のサラサラヘアーになってたこと!!!BRAHMANといえば、MAKOTOくんのあのうだつの上がらない修行僧みたいな、苦しみの表情を浮かべた坊主頭の上下運動がこそが何よりシブかったのになー。ここにこそ11年の歳月を感じたよマジで…。

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