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ヒップホップ的発想の文章表現のススメ‐『文章表現400字からのレッスン 』梅田 卓夫

しょーもない普段の生活とか日常とか、日々生まれる悩みとか問題とか。それらを勝手に過小評価してはいけません!書くことに上も下もない。むしろ下だから面白い!

文章表現400字からのレッスン (ちくま学芸文庫)文章表現400字からのレッスン (ちくま学芸文庫)
(2001/02)
梅田 卓夫

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最近ブログを書くということに対してだいぶ億劫になってたんです。でもこの本読んだら急に「書きたい!」っていう衝動がグワーっと湧き上がってきちゃって、自分でもちょっとビックリしちゃってるんですよね…。

目の前にある「断片」こそが尊い

本書では「良い文章」をこのようにシンプルに定義しています。

①自分にしか書けないことを
②誰にでもわかるように書く

この、「自分にしかけないこと」を書こうとするときに、本書で一貫して強調しているのが、「断片」を軽んじるな!ってことです。

「断片」とは「自分の目に映る事象」のことです。「個物」とも言い換えています。これと対になるのが「全体」とか「一般概念」です。ここではありきたりな「一般概念」ではなく、あくまでも自分の目で見た「断片」を大切にしなさいと述べているのです。

私たちは「世界」の全体像を見たことがありません。
私たちが真に見ることができるのは、目の前の風景=世界の断片、だけです。
具体物としての「世界」を改めて見ようとするとき、私たちの前に現れてくるのは「世界の断片」なのです。世界は〈断片〉によって姿を現す。
(中略)
全てのモノ・コトについて同様のことがいえます。
私たちの思考の対象(それは宇宙のあらゆる事象にわたる)は、一時に全貌をあらわすなどということはあり得ない。つねに〈断片〉として、一側面として、私たちの視覚や脳裏にあらわれてくるのです。

「断片」とは、つまりこうも言いかえられません?
「日常」とか「身の回り」とか「普段の生活」とか。

こうしたものをことばとして明確な形にすることが、文章を書くことであり創造的な営みなのです。頭のよさそうなことを言おうとして普段使わないような難しいことばを引っ張り出したり、誰もが言いそうなことをなぞって浮足だってはいけません。あなたが捉えた「断片」こそが最も尊いのです。

断片的思考はヒップホップ的

この、いわゆる断片的思考というのはヒップホップ的な思考・発想と実によく似てる。

前にRHYME STERの宇多丸さんが、『佐野元春のソングライターズ』というNHK教育の番組に出てたときに、佐野元春さんとヒップホップの役割についてこんなやりとりをされていました。

佐野:非常に多くの、目に見えない、メジャーな声を代表するというよりかは、ある共感を持つ、サイレントマジョリティーが全員合唱してくれるような色濃いものを表現しよう…ラップ、ヒップホップって言うものはここに切り込んでってる音楽なのかな、と僕は思うんですが──


宇多丸:おっしゃる通りで、たぶんその、もっともミクロな視点っていうところに、普遍的な何かがあるっていう事じゃないかなと思うんですけどね。ものすごい地べたの視点で、あのーあそこの横丁の、ナントカのアイツ…っていう話が、たぶん世界のすべての街角に通じる話、って言うところに、僕はその…最初にやっぱりヒップホップは勿論ニューヨークの特殊な文化だったんだけど、なんか、ロマンを感じたというか、同じだって言う風に感じれた。でもたぶん、そう思う若者が世界中に多いからこそ、世界中にヒップホップはこう…伝播力がすごいって言うか、どこの国にもヒップホップはあるしラップをしている子はいるってい言うー事はそこなんじゃないかと。

ここで言われている「サイレントマジョリティー」「ミクロな視点」「地べたの視点」ってのが「日常」であり、つまり「断片」なんですよ。

あなたの「日常」を書くことで、「普遍」を獲得する

もともとブロンクスのストリートでの貧困や差別などの問題を「断片」として捉えてラップにして発信したからこそ、世界中の同じようなストリートで共感を呼び、ヒップホップはある種の普遍を獲得したのです。

書くこともそれと一緒で、自分の目に映るものや自分の問題を取り上げるからこそ、どこかにいるであろう同じような境遇の人の共感を得る可能性を獲得する。もちろん共感を得られるかどうかは書いてみなきゃわかりません。でも書かなきゃ絶対に共感は得られない。

それでもし誰かに「わかる!」って思ってもらえたら万々歳じゃないですか。たとえそれがたった一人だったとしても。その時点ですでに「普遍」と言っていい。

こうして考えていくと、最初に「良い文章」として定義していた①自分にしか書けないことを②誰にでもわかるように書く とは、つまり ①⇒「日常」②⇒「普遍」 ってことになります。

気負わず肩肘張らず、ありのままにあなたの「日常」を表現したらいいんじゃないでしょうか。

創造的な文章とは、一般概念のかげに隠れている事柄(個物)の発見であり、あるいは一般概念化がまだなされていない事柄(個物の関係)の発見です。その発見をことばによって客観的に示すことです。

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2012.11.18| | # [編集]

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