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不在で気付く、存在のでかさ-『彼方からの手紙』スチャダラパー

目立たないけど、それが無ければ成り立たないこと。世の中にはたくさんあります。人間も同じで、目立たないかもしれないけど、仲間にとって欠かせないやつ、そんな人間もいます。

そういうのって大抵、そいつの不在や喪失によって、その存在のでかさに気づくものなんですよ~。

そんなことを毎回聴くたんびに思い起こさせる曲があります。スチャダラパーの『彼方からの手紙』です。



WILD FANCY ALLIANCEWILD FANCY ALLIANCE
(1993/02/21)
スチャダラパー

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すんだ空気 青い空 山の瀬にしずむ夕焼けなどは うっかりすると
涙を流す程 本当に素晴らし過ぎるんだよ

毎日みんなで口にするのは「ああ あいつも来てればなぁ」って
本当に僕も同感だよ それだけが残念でしょうがないよ

どうやら仲間たちみんなでどこか大自然溢れる最高なロケーションで楽しんでる。でも一人だけ来ていない奴がいる。そいつがいないことだけが悔やまれる。いてくれれば完璧なのに…、っていうそういう気持ちを歌っているようにもとれる曲なんです。

この曲を評して、糸井重里さんがこんなふうに言っています。

『彼方からの手紙』って、名曲があってさ。
これが、いまぼくが言いたいその気分を、
最高によく表している詩でできているんだよ。

「いまここに、あいつがいたらなぁ」って
思われることの価値は、永遠なんだよ。


そんな曲を聴いていつも思い出す、これと似たような経験を書いておこうかと。高校からの親友の話。

最高のロケーションと、そこにいなかったやつ

ちなみにその親友はいつも、仲間で集まろうという企画を立てて、場所も時間も抑えて、みんなに連絡して、っていうめんどくさい役回りをいっつも率先してやってくれるやつなんです。でもその場が始まってみると一番目立たなくてみんながワイワイやっているのを後ろの方でニコニコしながら眺めてる、そんなやつ。

高2の時に、修学旅行でオーストラリアに行ったんですね。で、全6日間ぐらいある日程の内、1日だけ、それがいわばメインイベント的に、高校生の自分たちだけでシドニーの街を自由行動できる、という日があったんですよ。

事前に班を組んで、その班ごとに、その日どこに行くかと打ち合わせをします。その時、親友の発案で、シドニーからフェリーで30分ぐらい行ったところにマンリーというビーチがある、折角だからそこに行こう、ってことになったんです。他の班はみんな無難にシドニーの街中を巡る計画を立てていて、それと同じじゃつまらん、ってことで。

で、当日、マンリービーチに行ったんですけどね、もうほんと言葉にならないぐらい最高なんですよ。海も綺麗だし、人も隣接する街並みも全てに解放感がある。雄大で心洗われるような大自然と、その土地に根差すサーファー文化のような人間的な営みの集積が融合している。もう高校生の僕らからしたらこの世の楽園がそこにあるわけです。

言うまでもなくテンションMAXでアホになるぐらい最高な一日を過ごしました。飽きずに同じ遊びを何度も繰り返しては何度も同じところで大笑いする幼い子どもになった気分でした。

しかしその日、親友はそこにいなかったんです。よりによって自分が計画を立てた自由行動の日に、ピンポイントで風邪をうつされて、高熱を出してホテルで一日中、1人で寝ていたんですよ…。

記憶のなかの空虚感

それから14年たった今でもスチャダラの『彼方からの手紙』を聴くと、このマンリーで過ごした一日を必ず思い出します。もちろん今書いた様な、最高だった、楽し過ぎた思い出を思い出すわけでは決してありません。

むしろあの時のロケーション、あんなに最高だったのに、それ以上にそこにいなかった人間がいた、ということばかりが思い起こされる。何度思い返しても、やっぱりあいつはいないよ~、っていうちょっとした埋め合わさることのない空虚な気持ち…。あの時は最高だったとわかちあいたいのに、それができない、その切ない感じ。そういったものが胸に迫ってくるんですね。

で、それは裏を返せば、糸井さんが言っているように、そこにいなかったやつの存在が、いかに順番なんてつけようもない、自分にとってでかい存在なのかということを、思い返す度に痛感する。自分にとってはそんな思い出なのです。

昨日2/19は、そいつの結婚式でした。友人代表スピーチでこんな話をさせて頂いたんですが、ちょっと失敗したかなー、という忸怩たる思いでいっぱいなので…、あえてここに書き残してみた次第でしたー。
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