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『流血の魔術・第2幕 プロレスは誇るべきエンターテインメント』ミスター 高橋 キングオブエンターテイメント・プロレス!

新日本プロレスリングの毎年恒例「1・4闘強導夢」の日に、ミスター高橋本の第2弾を読了しました。

流血の魔術・第2幕 プロレスは誇るべきエンターテインメント流血の魔術・第2幕 プロレスは誇るべきエンターテインメント
(2010/09/28)
ミスター 高橋

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2001年に出版された『流血の魔術最強の演技―すべてのプロレスはショーである』がいまだに「プロレスの不文律・タブーを破った本」と言われ、とにもかくにも波紋を巻き起こした一冊でした。
流血の魔術最強の演技―すべてのプロレスはショーである流血の魔術最強の演技―すべてのプロレスはショーである
(2001/12)
ミスター高橋

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つまり、初めて日本において「プロレスはシナリオのあるショーである」とカミングアウトしたのがこの本なのです。自分もずいぶん前に読みましたが、うすうす感づいていたとはいえ、やはり衝撃を受けたことはしっかりと記憶に焼き付いています。

これの続編にあたるのが今作で、前作を出してから筆者の身にどんな反応が返ってきたのか?というところもふんだんに盛り込んだ内容となっています。

「プロレスの勝負に取り決めがあるのは、プロレスラーが猛獣なみに強すぎるからなんですよ。ライオンとライオンが本気で戦えば、どちらかが死んでしまうでしょう。レスラーだって、家庭があるんだから、簡単に命を落とすわけにはいかない。だからこそ、ショーとして発展してきたんです。そういうことは、ファンも次第に気づいてきていたのに、業界は真剣勝負だと言い張り続けた。そこで人気に陰りが出てきてしまったんです。だからこそ私は、真実を隠すのをやめて、真のプロレスを楽しんでもらえるようにしたいと思ったんです。」

前作を出してから9年。今も歯止めがかからないプロレス業界の凋落に対し、「全てをディスクロージャーすべき」というスタンスを一貫して主張しています。これはとても納得。

「虚実と皮膜」のエンターテイメントであるプロレスは、構造的に内向きかつ保守的になりがちで、しかしながらその体質を早期に改めないと完全に世間一般層に置き去りにされてしまうと、やはり一ファンとして危惧せずにはいられないからです。

むしろ曖昧な部分をはっきりさせたうえで、後ろめたさをとっぱらって自信を持ってプロレスのもつ凄みや奥深さ、そしてレスラーの表現者としての生き様を見せつけてほしいのだと切に願うわけです。

だって健介と小橋のどつきあいが勝ち負けが取り決められてるとか、そんなことで色あせて見えるなんてことは絶対ないでしょ。



勝ち負けを超えた所にプロレスのリアリティが介在するわけで、それと勝ち負けが決まっていることを曖昧にするということは全く別の次元の話し。

ではプロレスはショーであることをはっきりさせたうえで、プロレスに熱を取り戻すにはどうしたらいいのか。この本では瓦解したハッスル等を例に挙げてアメリカ型のきっちり台本が決められたショ―色の強いものではなく、日本の文化を生かした「闘い」を主軸にした即興性のあるものを、と提示されています。

それを読んで、今並行して読んでいる『場のマネジメント 実践技術』という本を思い出しました。内容としては全く関係のない本なのですがそのなかに面白い文章があるのでそれを引用させて頂きます。

アメリカンフットボールのような分魚されたシステマティックなゲームではなく、サッカーのようにプレーヤーが自らの判断であちこち動き回りながらしかしチームとして機能するゲーム。クラシック音楽のように総譜があり、指揮者という明白なヒエラルキーの統率者が統御する演奏ではなく、ジャズのように細かな指示のある楽譜もなく、プレーヤーの即興がはいりながらもしかしみんなの息が合い、興奮が高まる演奏。

場のマネジメント 実践技術場のマネジメント 実践技術
(2010/12/03)
不明

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ここでいうサッカーやジャズのごとく、勝敗などのゴールや大筋の流れは事前にきっちりと規定されているが、その枠組みの中でゴールに至るまでのプロセスに対して個々人に即興性を持たせる。こうすることで流れが決められているショーといえども、緊張感やハマったときの爆発力・興奮をうまく醸成できるんじゃなかろうかとこの本では述べられているわけです。

プロレスは強さだけでなく、こうした場の状況や空気を的確に捉え、瞬時に動き人反映させていく判断力が求められる奥の深いキングオブエンターテイメントなのです。その魅力を再び蘇らせ、人々を熱狂させるためにはここからはじめることが避けて通れないイニシエーションとなるのでしょう。プロレスファンは是非ともご一読を。

流血の魔術・第2幕 プロレスは誇るべきエンターテインメント流血の魔術・第2幕 プロレスは誇るべきエンターテインメント
(2010/09/28)
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プロレス好きは必読の一冊↓
流血の魔術 最強の演技 (講談社プラスアルファ文庫)流血の魔術 最強の演技 (講談社プラスアルファ文庫)
(2003/05/21)
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