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『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』西村佳哲 つながって生きていく

あけましておめでとうございます。皆さま新しい年の幕開けをどのようにお過ごしでしょうか。

年末年始というのは(といってももう新年2日目ですが…)、自分の一年を振り返り、そして新たな一年をどのように過ごしていくかを考える絶好の時期ですよね。

そのような思考を深めるにあたってのお供に、こんな1冊はいかがでしょうか。

みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?
(2010/12/01)
西村佳哲

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これまでの著書『自分の仕事をつくる』や『自分をいかして生きる』が各方面で絶賛され続けている西村佳哲さんの最新刊です。

ちなみにこの2冊についての言及はこちらです。↓

『自分の仕事をつくる』西村 佳哲 「つくり方をつくる」から始める

『自分をいかして生きる』西村佳哲 今この瞬間の衝動に従う

今回の本は西村さんが主宰する『自分の仕事を考える3日間』という奈良で開催されたイベントから派生したもので、全部で3冊出るうちの2冊目です。

1冊目はこちら↓
自分の仕事を考える3日間 ・I自分の仕事を考える3日間 ・I
(2009/12/22)
西村 佳哲

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内容としては働き方研究家の西村さんのアンテナに引っかかった9名の「自分らしい仕事」をしている方々に対するインタビューと、イベントで実際に話された内容をミックスし、編集したもので構成されています。『どんなふうに働いて、生きてゆくの?』というタイトルの通り、それぞれの語られる言葉から否応なしに「自分の仕事」について自分はどうか?と考えられずにはいられなくなる、不思議な磁力を持っている本です。


ここに登場する人物の語る言葉のすべてに共通する点は、「仕事」を問われたときに単なる職種や業務内容ではなく、自分はなぜ生きているのか?どうして有限の時間の中でその仕事をやるのか?というとても根源的で深い視点から自分なりのことばでそれを紡ぎだしているところでしょう。

そして本書を読み終えて強く印象に残るのは、ここで語っている9名の誰もが「自分が生きている経験」「自分が生きている証」「自己肯定感」を得たいのだと強く自覚していることです。そしてそれらを他者とのかかわりの中で、他者の役に立ち喜ばれることで得ている、ということです。人から必要とされなかったら死んでもいいというぐらいのことを言っている方もいます。仕事という概念が、その人物という名の生命体の、生きる営みと同期してしまって明確な境界線など無くなってしまったかのようです。

そしてこの「生の実感」を得たいという欲求。これはこの人たち特有の感情なのではなく、意識している・していないに関わらず、人として生を歩んでいるものならだれもが持つ感情ではないでしょうか。

ここで思い出したのは「ほぼ日間イトイ新聞」の「今日のダーリン」で去年の大みそかに掲載された文章。自分にとっては目から鱗がぼろぼろ落ちた文章でしたので一部抜粋させて頂きます。

 

 池谷裕二さんの研究室で、実験中の
 「脳の細胞の動き」を見せてもらったことがありました。
 たぶんラットの細胞なんだろうけれど、
 顕微鏡で見るその世界は、
 まるで宇宙船から見た地球の光のようでした。
 
 ランダムにあちこちが発火し点滅していて、
 そこやここが、たがいにくっつこうとして
 触手を伸ばしあっているような、そんな光景。

 (中略)

 点滅してる。
 くっつこうとして
 気配のする方向に手を伸ばしている。
 
 それが、生きることであり、
 それが、生きものであり、
 生きものがつくっている社会なのか。
 
 (中略)

 とても具体的に起こっていることを、
 ありふれた生きもの脳のなかで、
 いつも起こってることを、ただ、見た。
 それだけのことなのですが、そうは思えませんね。
 ぼくも点滅してます、手を伸ばしています。



どうでしょうか。ちょっとした感動すら覚えませんか。脳細胞が互いにくっつこうとして、気配のする方へ触手を一生懸命に伸ばしている。まるで脳細胞の一つ一つがまさに「生きている経験」を得ようとして他者に懸命にはたらきかけているかのようですね。人が他者と繋がろうしてはたらきかけることというのは細胞レベルにまで欲求として持っているということであり、同時に現在のソーシャルメディアの隆盛をもこれで説明できてしまうような汎用性の高い逸話ですね。

自分が生きている経験を得たい。そのために他者とつながろとして、役に立とうとしてはたらきかける。結果として何かの形で喜んでもらえる。そういうものは理屈抜きに人間の存在意義そのものにかかわるような営みなのかもしれません。

個人的には、この本のおかげで昨年からずっと考えていた「他者との関わりの中から自己成長を促進する」というテーマにおいて、バラバラのピースがひとつにまとまったようなそんな感覚を得ました。2011年は「他者とのつながりをデザインする」をテーマの一つにして引き続き今後も考え、動いてみたいと思っています。

少し抽象的な、何ともつかみどころがない思考の逡巡になるのかもしれませんが、普段よりも少しは時間が取れる年末年始こそ、本書のようなツールをもとに、ぜひとも自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。

みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?
(2010/12/01)
西村佳哲

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「受信」という「発信」‐『わたしのはたらき』西村 佳哲

『自分をいかして生きる』西村佳哲 今この瞬間の衝動に従う

『自分の仕事をつくる』西村 佳哲 「つくり方をつくる」から始める

他の著書も非常に深みのある名書ばかりです↓
自分の仕事を考える3日間 ・I自分の仕事を考える3日間 ・I
(2009/12/22)
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自分をいかして生きる自分をいかして生きる
(2009/09/17)
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自分の仕事をつくる (ちくま文庫)自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
(2009/02)
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