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M-1グランプリ2010 スリムクラブ やさしさパンク的衝撃!!!

ひとつ前のこのエントリーで今年のM-1の笑い飯の優勝・大団円という結果でもたらされた、最高のカタルシスを感じた心境を綴ったんですけどね…、それなのに、なぜか今年のM-1に対して心に引っかかるこのドキドキ感…。

それは完全にこの人たち、スリムクラブが残していった余韻です。完全に鷲掴まれました!

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今年のM-1グランプリの話題をかっさらった沖縄出身の謎のコンビ・スリムクラブ!私自身も今年のM-1が初見だったのですが、もうもんのすごいインパクト!


ここ数年のM-1を見てきた方なら分かる通り、最近は4分という持ち時間の中にいかに効率的に笑い所を盛り込むか、という「手数」を追及したスタイルが主流でした。しかし彼らはこれの対極にある超スローテンポで間をたっぷり取るスタイルで挑んできたのです。そこに心底感服した次第。まさに主流派・既成概念へのアンチテーゼそのもの!

そしてその〝間〟が、笑わずにはいられない空気を増幅させる必然性があるという説得力が凄まじい。むしろ余計なボケを間引くことによって一個一個のボケの破壊力が際立たせ、不条理極まりないボケに対して困惑の表情を浮かべながら対応する突っ込みのリアルな葛藤が手に取るように伝わってくるから面白い!

で、普通そういった既成概念へのアンチテーゼやカウンターっていうのは、たとえばロックンロール然り、パンクロック然り、反骨精神むき出しの、ちょっと狂気じみたゲリラ的な危なさ、ヤバさを身にまとってるものじゃない。

でも彼らはそういうギラギラした危うい感じがまったくない。非常にニュートラルかつ悠然とした立ち振る舞いで、既成概念をこともなげにひょいっと引っくり返してしまったのがなんとも痛快なんですよ。

これなんかに似てるなー、と考えたら、それはブルーハーツでした。80年代半ば、パンクといえば権力に対して過激極まりない挑発的なことを歌うのが当たり前だった時代に、「ガンバレー」と世の劣等生たちにむけて等身大のメッセージを痛快なパンクロックにのせて歌ったブルーハーツ。当時彼らは「やさしさパンク」とか言われてましたけど、このコピー、今のスリムクラブにこそ言い得てる気がします。

でもそれに加えて、もう一つ。とても短絡的であることを自覚しつつ、彼等の漫才には彼等が生まれ育った沖縄の置かれた、あまりにも不条理な歴史と、それでいて沖縄県民の大らかで忍耐強い人間性という2つのファクターが、如実に表出していたんじゃないかと思うんですよ。もしくはあえて確信的に盛り込んでいるのか。

あのゆったりとしたテンポは=大らかさ と捉えることもできますよね。

それに2本目のネタで「歌を歌う」と歌いだした曲が、上でも喩えに上げた、ザ・ブルーハーツの「青空」。この曲はブルーハーツ屈指の名曲であり、一説にはアパルトヘイト政策を憂いて出来た曲ともいわれています。

生まれた所や皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう

運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる まぶしいほど青い空の真下で

太字がネタ中で歌った部分。

沖縄のことをを歌った曲ではないですが、虐げられた歴史を持つ立場にあったものの歌として共通するものがあるんじゃないかと思ったんですよね。

それでハッととして、彼らの2本のネタを見返してみたんです。そんなに多くない言葉を一つ一つ拾ってみました。すると実はそこには「放射能」「私の土地に勝手に大きな塔を建てた」「私はこうして成長してきた」「高い教育受けてますね」「民主党」などなど、どうしても彼らの地元の「沖縄」を連想したくなるような言葉が並んでいました。

まぁ、これだけを取り上げてやれ社会派漫才だとかやれ反戦を風刺した漫才だと言うのは早計だし、彼等がそれを計算してやってるのかそうじゃないのかを勘繰るのも不毛だと思う。ただいずれにしても少なくともこのようなもの悲しく、ネガティブなファクターを笑いに転化する、またはしているよう見える、彼等の漫才は独特の香り立つような「匂い」があるし、どうしたって強烈に鼻孔をくすぐられてしまうんですよ。これこそ漫才の奥深さなのだと思う。

いや~ほんとに最後の最後でM-1、ものすごい爆弾落として行ったな~。マジでこの10年のM-1は、笑い飯と、このスリムクラブを発見したことに最大の意味があったんじゃないでしょうか!?言いすぎか!?

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