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『新エディターシップ』外山滋比古 つながる感覚をつかまえる

"エディター”とは直訳すれば"編集者”ということになるが、ここで述べられてる"エディター”とは単なる作業人としての"編集者”のことではありません。

この本では、エディターシップ=編集に集約される全人間的機能である、として捉え、それは創造というものの根本的な概念であり、尚且つ実は人間の営みのすべてはこの言葉に置き換えられるとしています。

新エディターシップ新エディターシップ
(2009/05/21)
外山滋比古

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エディターシップは、基本的創造ではなく、二次的創造、つまり、すでに創造物であるものに、さらに創造機能を加えるメタ創造である。

以前日本語ラップの祖、いとうせいこうさんが、ヒップホップは「自分の好きなものを組み合わせるセンスを競うものだ」と言っていました。

ものをつくる人は総じて意識するしないに関わらずこのような思考で、自分のフィルターを通して外界のものを認知し組み合わせてひとつのものを創っていると言ってもいいでしょう。この精神活動がエディターシップなのです。

そして本書の意義は、エディターシップは創造の根本をなすものであるが、実はそんなに難しいことではなく、誰もがその能力をもっている、と説いている点にあります。

よく、様々な異なる分野の本を読んでいると、全く違う2つの分野において表象的には全く違うことを言っているのに、実は根本的には同じことを言っているなぁ、と何か「つながる」ような感覚が生まれることがあります。

当然、本だけでなく、音楽や映画、料理、スポーツ、仕事、誰かの言葉……、とにかく自分が生活を営む中でのありとあらゆる認知に、そういった「つながる」感覚が生まれては消え、生まれては消え、を繰り返しています。例えば、、、まさにこの「例えば~」なんていう係りから展開される発想・文脈がその典型でしょう。

その感覚を意図的につかまえて表に出すことが、大なり小なり創造または創作となるのです。ですから自分にしかない発想で何かを何かに例えている時点で既にそれは創造なのです。

ものごとが理解できるというのも、心の目で関係を認めて、既存の秩序と結びつけたときの現象である。こういうことに注意するならば、人間の営みは何ひとつとしてエディターシップによらないものはないように思われる。人間文化はエディターシップ的文化以外の何ものでもない。
人間はすべて、自覚しないが、エディターである。

人間と人間の営みが、違った角度から見えてくる新たな発見がここにあります。

他著書↓
思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)
(2008/10/08)
外山 滋比古

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