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『ライムスター新曲「ONCE AGAIN」のできるまで』Vol.2 作詞

先日このエントリーで「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」で語られた『ライムスター新曲「ONCE AGAIN」のできるまで』をまとめました。

全部で4回に分けて語られるそうで、第二回目の放送では【作詞】について語られておりましたので、今回再びまとめてみたわけです。ポッドキャストはこちらから。

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【作詞】

・今回はライムスターの新しいシステムとして製作工程において
客観的にブラッシュアップする段階をいれることにした。

そのためマミーDさんを、これまで行っていたバックトラック作りを
せずに今回は総合プロデューサーとして据えた。

これはラジオ等で他のジャンルのものづくりに触れるにつれ
このような段階をいれたいと感じていたため。

従って歌詞はひとまずたたき台として第一稿目を作成。
その後リライトをする、という流れ。

では今回宇多丸さんはどういう意図で歌詞をつくったか?


・宇多丸さんパートは全体が24小節で構成されている。

そのうち4小節ごとをワンブロックとして考え、
全部で6ブロックとしてみる。

その6ブロックの中で大きく分けて3幕構成になっている。

1幕目で主人公がどういう人かを説明
2幕目が主人公の心情・葛藤
3幕目でその葛藤が解消される

この、全体の尺に対して3つに分け、どこでエモーションポイントを
つくるのかということが自然と決まってくるのは9/19に番組でも取り上げた
スクリプトドクターというお仕事」の話と非常に近い。

・今回は普遍的なテーマであるため、主人公は宇多丸さんと直結し
同一人物と感じてしまうような一人称的な描写ではなく、
聞き手が心情を投影しやすくするため、一幕目で出来る限り具体的な
場所や風景浮かぶ描写をいれた方がいいという判断。

・1幕目ではある男が夜更けに自分を振り返っている設定を描いている。

2幕目にあたるのが5小節目から16小節目までの12小節。
ここでは主人公が自らの人生の中で何も果たしていないという葛藤を表してる

5ブロック目の17小節目から22小節目までがターニングポイント。
ここで主人公がこれまでグチグチ語ってきた葛藤を、逆にそれは
いい事なのだというポジティブなものに逆転する役目。

ここでテクニック的に使っのたはラップのフロー。

0からのスタートは一緒 荷物は放棄
失うもの最少 得る方が大きい
財産は唯一最初に抱いた動機
気分はやけに薹が立ったルーキーズ

と、全く同じフローを4回繰り返すことでダメな俺は素晴らしいという
論理のすり替えを行っている。ここでグーッと話しを大転回させている。

そして再び「午前0時」という具体的な時間を示し、夜中に男が悩んでいる
という冒頭と同じ風景に戻っているが、実はそれとは180度逆転している。

男は葛藤を抱えているのだが、その葛藤自体そのものがポジティブな
動機足りうるのだというメッセージの仕掛け。

これが作詞における第一稿目。


・ここで総合プロデューサー・マミーDに見せると、
「まだ宇多丸の個人に重なりすぎているように見える。
エモーションが伝わりづらいためもうすこし整理を」との指摘。

そこで1幕目をわかりやすくもう少し開かれた設定に変更。はじめは
「鏡をみて…自分の顔みて…うんぬん」というもう少し細かいものだった。

3~6小節目で、

雨上がりの冷気 感じながら誓う またリベンジ
気が付けば人生も後半のページ
なのに未だ半端なステージ

と、自分の今の立ち居地を良いとしていない
ことをより強く表現した。

本来マミーDさんは別のところの変更を指摘していたが、
あえて手前の部分を変更することで、もうちょっとライトな表現だったのが
後半部分において、抱えている葛藤がより切実に切迫化した。
そのことによって動機が強まり、クライマックスまでの盛り上がりが
より盛り上がって感じられるようになった。

ここはマミーDさんの当初指摘した箇所とはちがったもののこれでOK。
直しは2項目で済んだ。


というような流れてであったとのこと。

これを踏まえて聴いてみると、なるほど映画のような描写と
フローが組み合わさって主人公の内面が抑揚をもって
浮かび上がってくるかのようです。



午前0時 日付の変わる瞬間
雨上がりの冷気 感じながら誓う またリベンジ
気が付けば人生も後半のページ
なのに未だ半端なステージ

時にゃ手痛く食らっちまうダメージ
まるで いつか使う予定のマイレージ
みたいにひたすら溜め込むデカいイメージ
誰のせいにもできねぇ したくねぇ

夢、別名「呪い」で目が痛くて
目ぇ覚ませ!って正論 耳が痛くて
いい年こいて先行きは未確定
きっと映画や漫画の見過ぎ

甘い言葉聴きすぎで 時間のみ過ぎ
ガキの好きそうなことばっかヤミツキ
この男 誇大妄想家につき
くじけなさは異常 ほとんど病気

0からのスタートは一緒 荷物は放棄
失うもの最少 得る方が大きい
財産は唯一最初に抱いた動機
気分はやけに薹が立ったルーキーズ

午前0時 新しい日の空気
俺は古着だが洗いたてのブルージーンズ
そのドアを開いて振り絞る勇気



・ちなみにサビはマミーDさんが宇多丸さんのラップが出来た後に作成。
一発OKだったそう。

今回は自分達のやりたいことが明確だったためブラッシュアップの工程を
いれたにもかかわらず非常にスムーズに製作できた。とのこと


ジャケット撮影、PV作成については次回。というか今日だ。。


『ライムスター新曲「ONCE AGAIN」のできるまで』Vol.1 テーマ・トラック・アートワーク

『ライムスター新曲「ONCE AGAIN」のできるまで』Vol.3 アートワーク(ジャケット写真)

『ライムスター新曲「ONCE AGAIN」のできるまで』Vol.4 PV

『ライムスター新曲「ONCE AGAIN」のできるまで』Vol.5 取材
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