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THE HIGH-LOWSの『十四才』とリチャード・バックの『かもめのジョナサン』について思ふ

ハイロウズの曲で『十四才』という、超名曲があります。ブルーハーツからハイロウズを経て現在のクロマニヨンズに至るまでこれまで数々の名曲を世に送り出してきたヒロトの曲の中で、あまり一般的には知られていない曲ではありますが、この曲はもうロックンロールの本質、人間の生き方の本質が詰め込まれた最強の一曲だと思ってます。歌詞の一語一句が完璧すぎて基本涙なしには聴くことはできませんねこれは。

「十四才」 歌詞・作曲 甲本ヒロト

ジョナサン 音速の壁に ジョナサン きりもみする
ほんとそうだよな どうでもいいよな ほんとそうだよな どうなってもいいよな

一発目の弾丸は 眼球に命中 頭蓋骨を飛び越えて僕の胸に
二発目は鼓膜をつきやぶり やはり僕の胸に
それは僕の心臓ではなく それは僕の心に刺さった

リアル より リアリティ リアル より リアリティ
リアル より リアリティ リアル より リアリティ リアル

土星の周りに丸く 並んで浮かぶ石がある
アリゾナの砂漠 逆立ちで沈む石がある
置かれた場所に 置かれたままの石がある
金星のパイロンをかすめて 輝きながら飛び去る石がある

リアル より リアリティ リアル より リアリティ
リアル より リアリティ リアル より リアリティ リアル

流れ星か 路傍の石か 流れ星か 路傍の石か

ジョナサン 音速の壁に ジョナサン きりもみする
ジョナサン 人生のストーリーは ジョナサン 一生じゃたりないよな

リアル より リアリティ リアル より リアリティ
リアル より リアリティ リアル より リアリティ リアル

あの日の僕のレコードプレーヤーは 少しだけ威張ってこう言ったんだ
いつでもどんな時でもスイッチを入れろよ そんときゃ必ずお前 十四才にしてやるぜ




で、この曲の中でヒロトが語りかける「ジョナサン」。これは「かもめのジョナサン」のことだそうです(あとは永遠の吟遊詩人ジョナサン・リッチマンにもかかっているらしい)。

そのあたり詳しくはこちらを。↓
水道橋博士の「博士の悪童日記」:6月13日 金曜日

水道橋さんが「十四才」について訊ねる。
「「十四才」の"ジョナサン"って、何から来てるの?」
「あれは…… やっぱりカモメかな…」とヒロト。
「うひゃぁあああ~」と、崩れ落ちるようにして驚く水道橋さん
「カモメのジョナサンなの? リチャード・バックの……
 へぇ~そうなんだ。あれって流行ったよね~中学時代だよね~」
水道橋さんの反応にあわてた感じのヒロトが
「それだけじゃないよ、 ボクの好きなミュージシャンの
 ジョナサン・リッチマンとか…」
「ドン・レオ・ジョナサンは?」
「それもある!(笑)」と、ヒロト



ちなみに↑をみればわかると思いますが、浅草キッドの水道橋博士とヒロトは中学時代の同級生なんですよ。たまに水道橋博士のラジオに出たりしてるからね。この2人の格闘技・プロレスに対する熱い会話はほんとたまんなでいです。中学の時は一回も喋ったことないみたいですけど。。


若干それましたが、ジョナサンが「かもめのジョナサン」だということを知って、いつか本を読もうと思っていたのにすっかり月日がたってもうそんなことは頭の中から消え去っていたのですが、つい先日ブックオフで偶然に見つけました!

かもめのジョナサンかもめのジョナサン
(1977/05)
リチャード・バックRichard Bach

商品詳細を見る


というわけでこれを読んだら、「十四才」を聴くとき、今までよりもいっそう深い味わいを醸し出してきて最近ますますやばすぎるので、その感じをちょっとどーにかまとめてみたいと思ってこのエントリーに至ったわけです。


まず「かもめのジョナサン」のあらすじを簡単に言うと、ジョナサン・リビングストンという一羽のかもめが、かもめという鳥としての常識・限界を超えて、「飛ぶ」ということ、「スピード」になるという限界を追及し、一人の生命体としての精神の自由を手に入れるという話です。

かもめが空を飛ぶのは餌をとりに行くため。それ以上に飛ぶことを追求するなんて言うことは馬鹿らしいという、かもめの群れの常識の中で、いつしか反感を買い群れを追放され孤独の身となっても、ジョナサンは自分が正しいということを疑うことなく飛ぶことに夢中になり、もう死ぬ寸前までになりながらも己の喜びを追求し、やがてジョナサンは音速の飛行術を手にいれ、かもめの一生があんなに短いのは、退屈と、恐怖と、怒りのせいだということを発見するに至るのです。

つまりここから言えることは
■自分は何者であろうが、そこに限界はなく、自分が強くなりたいと思うものに自分はなれる
■周りの目や考えなど関係ない。ただただ自分の好きなことを追求すればよい
■そしてそれこそが「生きる」ということである


ここで「十四才」に戻るのですが、ヒロトはジョナサンに「どうでもいいよな、どうなってもいいよな」と語りかけます。これは孤独なジョナサンへ、周囲のカモメたちの常識にとらわれた考え方冷やかな目線と、寝食を忘れて物事を追求していくことに対する身体の限界に対してそんなこと全然関係ないっていう意識を、わかるよジョナサンと言っているのだと感じます。

そして初めてロックンロールを聴いた時の、あの自分の感動の源泉というか、感じる心を、がしっとダイレクトにわしづかみにされる感覚、自分は何でもやれるっていう最高に突き抜けた高揚感を「一発目の弾丸は~僕の心に刺さった」にあらわしているのだと思います。とにかく理屈とか理論なんかじゃない、一発で心を持ってかれるロックンロールの圧倒的なパワーがすごく伝わってくるし共感できます。もっと言えば「弾丸」はジョナサンのきりもみしながら弾丸のように飛ぶ姿がモチーフになっているのかもしれないという気もします。。どうでしょう。

「土星の周りに丸く~輝きながら飛び去る石がある」「流れ星か 路傍の石か」は、同じ石でも流れ星として輝くのか、ただの石ころとして一生を終えるのか、つまり精神の自由を手に入れたジョナサンと、かもめの常識にとらわれた群れのかもめ達、ひいては自分の殻を破り、なりたい者になれた、またはなろうとする人間と、自分には限界があると思いこんでそこに収まってしまう人間との生き方の対比の比喩になっているのでしょう。

ちなみにヒロトは数々のインタビューでも語っているように、ほんとは怠け者で親に養ってもらいながら一生TVを観ながら過ごしたいって本気で思ってたそうです。そんなもともとの自分と、ロックンロールを好きという純粋な心で、音を鳴らしている限界を取っ払った自分の対比もここに含まれているのでしょうか。

そして再びジョナサンに「人生のストーリーは一生じゃ足りないよな」と語りかける。自分の限界を取っ払ったら、やりたいことがたくさんありすぎるよー、とジョナサンに共感しているのでしょうか。一生は一回こっきりだから少しも無駄にできる時間なんて無く、でも有限だからこそ夢中になれるんだよなと。

サビの「リアル より リアリティ」。これはすごく意味深でうまく言葉にできないのですが、これはかもめ(人間)としての目の前の現実の中でただ生きるのではなく、不可能だと思えることでも、それを手に入れることを常に想い信じ、現実的でありたい(ロマンを追い求めたい)ということなのではないでしょうか。ほんとこの部分うまく表現できなくて悔しいのですが…。

どーでもいいですけどここの部分、ガチンコの総合格闘技とプロレスの比較においてプロレスの魅力を語る上で、ものすごーく共通点を感じる部分でそれも言いたいのですが、まぁそれは今回はいいです。。

そして最後の

「あの日の僕のレコードプレーヤーは 少しだけ威張ってこう言ったんだ
いつでもどんな時でもスイッチを入れろよ そんときゃ必ずお前 十四才にしてやるぜ」

自分が子供の頃ロックンロールを聴いて、俺に限界などはない、自分は何だってできると最高に興奮したあの感覚、開放感。それが大人になるにしたがってちょっとずつ世の中の現実を知り、そこに収まってしまう自分がいる。でもロックンロールを聴いたら、何時だって俺の限界の境界線はなくなるんだ!!!あの感覚を取り戻せるんだ!!という、自分はロックンロールの虜なのだということの完璧な比喩だと思ってます。この部分、ロックンロールの究極の本質をさらけ出す、ロックンロールへの最大の賛歌ではないでしょうか!

自分は小学生の時、ブルーハーツを聴いて、心を一発でわしづかみにされた人間なので、今でもヒロトの声を聴くだけでその頃の気持ちになれます。まさにヒロトの声は自分を十四才にしてくれます。

この曲は、ロックンロールへの純粋な気持ち・初期衝動を常に呼び起こし、そして「好き」なことに情熱を注ぎリアリティに生きるヒロトとジョナサンの生き方に自分を重ね合わせ、人の人生の儚さを想い、一人の生命体としての自分を強く実感することができる最強の一曲です!!!

と、まぁこんな風に自分勝手もいいところといった感じで解釈しちゃってるわけなんです。やばすぎですこの曲。。

もし同じようにこの曲が好きな方いらっしゃいましたら、「かもめのジョナサン」、すぐ読めるのでぜひ読んでみましょう!一層この曲が味わい深くなっていくこと200%間違いなしです!


ライブ映像↓


「十四才」入ったアルバム↓
HOTEL TIKI-POTOHOTEL TIKI-POTO
(2001/09/05)
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「十四才」入ったベストアルバム↓
FLASH~BEST~FLASH~BEST~
(2006/01/01)
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シングル↓
十四才/フルコート十四才/フルコート
(2001/08/08)
THE HIGH-LOWS

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関連エントリー↓
仮面の下に潜む沈黙の宇宙から…‐『藝人春秋』水道橋博士

『Gスピリッツ SPECIAL EDITION Vol.1 アントニオ猪木』 猪木ではなく、甲本ヒロト研究一級資料

『木村祐一の"THE LISTEN”』inよしもとプリンスシアター guest甲本ヒロト “苦痛”がある日突然“喜び”に変わることがある

忌野清志郎へ送る甲本ヒロトの弔辞 2人にリスペクト!

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COMMENT

素晴らしい十四才の解説ですね!ジョナサンは・・・そうだったんですね。痛々しくカッコイイです。
「リアル よりリアリティ」をぼくは、リアルって悪いこともたくさん入っててて、リアリティって人間が作った心地よさに近いと思うんです。
「現実より現実味。事実より、そこに産まれる心の動き」だと解釈してます。(勝手にですが)
ヒロトさんは他の雑誌でゴッホの絵に例えたそうですが、写実画家の書いたリアルなヒマワリ、
本物のヒマワリ、ゴッホのヒマワリ。色々ありますが、自分が見て心が動いたのをヒマワリと言いたい。そんな感じに解釈しています。長いコメントで失礼しました。誰かにとてもこの気持ちを伝えたくなってしょうがなかったんです。

2009.02.18| URL| suzuki-e #4nJt7cHs [編集]

suzuki-eさん、大変参考になるコメントを頂きありがとうございました!しばらく気付かずレスなし状態で失礼いたしました。

「現実より現実味。事実より、そこに産まれる心の動き」という考えはとっても腑に落ちましたし、ヒマワリの例えの部分についても唸らされました!

そしてその自らの「心の動き」を捉えるためには、ただ単に流されるままの受け身ではなく、自分自身が主体性を持って、自分の感性と深く向き合うことが必要なんだと感じましたし、自分もそうありたいと感じました。

なぜ自分はそのヒマワリに惹かれるのか?と考えていく自己探求の行為や、その先に本当の自分自身を獲得することの喜びまでも「リアリティ」に集約されているのかなと、そんなことを考えることができました。

有難うございます。

2009.02.21| URL| tomo‐papa #- [編集]

14才

がより、深く聞けるような解説でした。
かもめのジョナサンを読んだら、また深く。
今は15歳になってしまいました。
もっと速く、この曲を知りたかったと今思います。
もしかすると、今だからこそ、この曲を味わい、好きになったということでしょうか。
この曲のことを誰かに話したくなりました。

2010.01.18| URL| Totti #aM1PDdj. [編集]

カモメのジョナサン。内容がどんなだったかなぁ…って気になり、ふと思い立って検索をかけたところこちらにたどり着きました。

わたしも、ヒロトが好きでそして「十四才」という曲を聴いてからカモメのジョナサンの書籍を手にして読んだ人間です。

学生時代、隣の席の友人にハイロウズを勧めて聴かせたところ、『これはカモメのジョナサン?』と偶然にも彼はその本を持っていて、家からもってきて貸してくれました。



ここに書かれていること凄く共感できます。

とくに『リアル より リアリティ』の部分。
総合格闘技とプロレスの部分は語らずともわかる感じがします。すごい伝わってきます。




僕は『一発目の弾丸は… 』の部分ですが、「弾丸」はヒロトが初めて耳にしたロックそのもので、飛んでいるジョナサン(頭蓋骨から胸にということは、鳥になって飛んでいる状態)に例えた自分の目に入り、耳に入り、そして心を打ち抜いた。←こんな解釈をしました。



とにかくこの歌はすばらしい歌だと改めて実感できてうれしかったです!有り難うございました。

2010.10.15| URL| ヨシダ #- [編集]

Re: タイトルなし

ヨシダさんコメント本当にありがとうございます。この曲の素晴らしさ
を共有できることの素晴らしさを実感しました!しばらく気がつかず
レスが遅くなってもうしわけありませんでした。

そのお友達はとても熱いお友達ですねぇ!その方にハイロウズを聴かせ
た時に、その曲が心に突き刺さってくれていたら最高ですね!

『一発目の弾丸は… 』の部分なるほどなぁ。ちなみに一語一語を明確
に発音するヒロトの歌い方が、これでもかというぐらいにハマりきって
いて、内容が伝わってくる際の衝撃度が増してる気がして好きです。

こうやって「ここの部分はこう思う」と自分の考えを明確にしたくなる
不思議な力を持った曲ですよね。

↓それと比較的最近のエントリーなのですが、ちょうど『十四才』に絡め
て書いています。ここで紹介している猪木のムック本はヒロトの部分だけ
でもぜひ見てもらいたいです。エントリー内にも書いていますが、プロレス
と格闘技の魅力の違いをヒロト自身が語ってくれていますよ!

http://toramomopapa.blog116.fc2.com/blog-entry-278.html

あともう一つ、浅草キッドの本で『お笑い男の星座 パート2』という
本が出ていますが、そこでも『十四才』に絡めて江頭2:50の生き様が
描かれていて、個人的には好きな本です。興味があればぜひ読んでみて
くださいね。

http://toramomopapa.blog116.fc2.com/blog-entry-174.html

2010.10.23| URL| #- [編集]

すごーーーーーーーーーーーい!!!
感動しました!
素晴らしい解説です!

これ読んだあとに「14才」聞くと・・・涙出てきます。

2010.11.02| URL| ななの少し上 #- [編集]

Re: タイトルなし

わーーーーーーーーーーーーーい!!!
感激です!
ありがとうございます!

ななの少し上さんのコメント見たあとに
「十四才」聴くと…うれしくなります。

2010.11.03| URL| #- [編集]

自分も同じようなことを考えていましたが
なかなかヒロトの世界観を分かってくれる人がいなかったので
この記事に出会えたことが嬉しかったです。

自分は今まで
『リアル より リアリティ』の部分は
レコードプレイヤーによって14才に引き戻された感覚が
ものすごく鮮明でリアリティを感じるものだと解釈してたのですが、
こういう解釈もありだなーと思えました。

やっぱりヒロトやマーシーの詩は奥深くてよいですね。

2011.07.08| URL| シッパイマン #- [編集]

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2013.04.26| | # [編集]

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2014.09.25| | # [編集]

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2015.04.22| | # [編集]

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