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『なぜデザインなのか。』原 研哉/阿部 雅世 変化する生活を見つめる

どうも最近、デザインの考え方、本質というものが気になって気になって仕方がなく、そんなことが書かれていそうな本を読んだりしているのですが、こちらの一冊はタイトルからして本質にズバッと切り込む「問い」になっています。

なぜデザインなのか。なぜデザインなのか。
(2007/10/02)
原 研哉/阿部 雅世

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内容としては工業製品などのデザインを手がける阿部 雅世さんとグラフィックデザイナーの原研哉さんの対談形式になっています。

なぜデザインなのか。

お二人の対談からその答えの確信めいたものがあぶりだされてくるポイントがあります。

阿部 触覚文化っていうのは、気持ちがいいということですね。だから感覚が平和になる。「感覚の平和」という、アラン・フレッチャーの言葉を、何度か使っていますが、デザインっていうのは、まさに「感覚の平和」を目指しているんだと思うんです。平和って、すごく難しい概念でしょ。ケンカしていても平和ということもあるし。理性を絶妙に働かせ合って、均衡を保っているという状態で。

原 バランスのいい状態をつくるということですね。

阿部 まさにそうです。デザインというのはそんな状態を、自分のもっとも身近なものを介して、果てしなく遠くまで感じ通じていくことだと思います。

原 バランスの中心っていうのは、世の中の進歩と一緒にだんだん動いていきますから、それを見据えて、必要なものを生み出していくという…。

阿部 そういうポイントを発見していく「新しさ」は、やはり素晴らしいことです。新しさというのは、人が気付かないことにいち早く気がついたり、あるいはいまはまだ世の中に存在していないけれども必要なものを予見することですから。

原 要するに、更新していく時の視点の柔らかさとイマジネーションの広げ方の問題です。

バランスの中心が動いていく。世の中に常なるものはなく、ましてやドッグイヤーと言われるほど変化の激しい時代に、バランスのいい状態を切り取って保っておくことなんてできないですよね。むしろ変化していく柔軟性こそが問われています。

その変化していく柔軟性と、デザインにおける視点の柔らかさとイマジネーションの広げ方は繋がっている。つまり変化に対応するために必要なのものがデザインだから。と、私なりにお題目の答えをみつけたつもりでいます。

では、デザインの知識もなければ絵も描けない私が一体どうやってその変化の先にある新しいものを捉えていくか?

そのヒントもありました。

デザインは生活をつくること
阿部 デザインというものを自分なりに日本語に翻訳した時に、「生活文化をつくる仕事」というふうに訳してみたらどうかと思ったんです。質のいい建築やデザインの仕事をするためには、それ以前に、質のいい暮らしをするためには、自分自身が、文化に支えられた生活をすることが必要ですね。自分の生活を支える哲学を豊かにすることがたぶん必要で。デザインをそのようなものと考えると、買ってきて、そこに置いておくだけで生活が豊かになるかのような売れ筋の商品にくっついて流通している「デザイン」とは、やっぱりちょっとブレるんですよ。

デザインは「生活」に密着している。いかに今の自分の生活を、自分の感性に従った哲学に支えられたもので満たしていくか。そして、それをどう感じるかという自分の感覚を捉えて離さないこと、ストックしておくこと。この積み重ねと、今「バランスのいい状態」とは何か?と常に自分に問い続けること。

自分の目にバランスのいい状態を見つけようとするフィルターを付けて、もう一度生活を見つめなおす。これだったら今すぐできるし、まずはそんなことから始めてみようと感じた一冊でした。

原研哉さんの他書籍↓

白
(2008/05)
原 研哉

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デザインのデザインデザインのデザイン
(2003/10/22)
原 研哉

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