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『佐藤可士和の超整理術』佐藤 可士和

『佐藤可士和の超整理術』を読みました。昨年後半に話題になった本ですが、前回読んだ『コンサルタントの質問力』で思考の整理というところを深く掘り下げていきたいなと感じ、あとは元々物を物を整理整頓することが昔から苦手で、そこに対する解決策としてこちらの本を手にとりました。


佐藤可士和の超整理術佐藤可士和の超整理術
(2007/09/15)
佐藤 可士和

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【アマゾンの内容紹介】

ヒットデザインは整理から生まれる!SMAPから携帯電話まで斬新なデザインとアイデアで話題を呼ぶ佐藤可士和自らがアイデアの源泉を語る!

アイデアとは、無理やりひねり出すのではない。対象を整理し、相手から見つけ出すものだ。

今日、企業から公共・教育機関まで多方面で注目を集めているアートディレクター、佐藤可士和氏。SMAP、携帯電話、ユニクロ……著者の手がけたヒットデザインやアイデアは、思いつきではなく、状況を把握し、整理することによって導き出されたもの。本書で語られる整理術とは、生活の知恵としての整理だけではなく、困難や課題に直面した際に活用できる問題解決のためのテクニックである。
本書では整理術を身に付ける手順として3つのレベル、「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」を設定。NTTドコモの携帯電話「N702iD」、ユニクロのTシャツブランド「UT」など、多くの事例を交えながら各整理術のキーコンセプトを解説。画期的なアイデアは、無理やりひねり出すのではなく、現状を整理するところからはじまる。アイデアは必ず目の前にある。さまざまな課題に直面したとき、解決の糸口を見つけ出すための可士和流仕事術を初公開。

著者について
佐藤可士和

アートディレクター/クリエイティブディレクター
1965年東京生まれ。博報堂を経て「サムライ」設立。

スマップのアートワーク、キリン極生の商品開発から広告キャンペーン、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIのVIと空間ディレクション、ファーストリテイリング、楽天グループ、明治学院大学大学のブランディング、NHK教育「えいごであそぼ」のアートディレクション、NTT DoCoMo「FOMA N703iD」のプロダクトデザイン、ユニクロNYグローバル旗艦店のクリエイティブディレクション、国立新美術館のVIとサイン計画等、進化する視点と強力なビジュアル開発力によるトータルなクリエイションは多方面より高い評価を得ている。

東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞、亀倉雄策賞ほか多数受賞。



【目次】

1章 問題解決のための“超”整理術/2章 すべては整理から始まる/3章 レベル1「空間」の整理術―プライオリティをつける/4章 レベル2「情報」の整理術―独自の視点を導入する/5章 レベル3「思考」の整理術―思考を情報化する/6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く



【気になった所】
■1.状況把握/対象(クライアント)を問診して、現状に関す情報を集める  2.視点導入/情報に、ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突きとめる  3.課題設定/問題解決のために、クリアすべき課題を設定する  というプロセスで整理を行う

■オフィスの整理は、一角に大きなシェルフをずらりと並べ、その中に、プロジェクトごとにモノを整理して入れている ⇒ PCのフォルダ形式で整理することと同じ発想

■空間の整理のポイント
1.前提として、すっきりした空間をつくることで仕事の効率が上がり、リスク回避になる、というポジティブな目標を持つこと
2.整理とは、自分の中の不安やとりあえずとの闘い。それに打ち勝つためには「捨てる」勇気が必要。捨てるモノを決めるためには、プライオリティをつけることが不可欠。厳しく自問自答して、下位のものは時間軸で区切って処分する
3.せっかく整理したものを再び増やさないためにも、定期的な見直し(アップデート)が欠かせない。メールなど、ほうっておくだけで増えていくものは、その場で処理することが大切。
4.目の前の作業環境をすっきりさせておくために、モノは常に定位置におき、使ったらすぐに戻すこと。すぐに整理できないモノの避難場所となる、フリースペースを設けておくのも便利。
5.わかりやすく分類するために、フレームを決めてフォーマットを統一する。こうすれば、さまざまな種類のものがすっきり片付く上に、シンプルなシステムなので把握もしやすくなる。

■情報の整理とは、視点を導入して問題の本質に迫ることで、真の問題解決を行うためのもの。

■本質を探るということは、一見、物事に深く入り込んでいくようなイメージがあるが、実はどんどん離れていくことである。客観的に見つめるからこそ今まで気付かなかった真実やエッセンスが見えてくる。 

■情報の整理のポイント
・視点を引いて客観視してみる
・自分の思い込みをまずは捨てる
・視点を転換し、多面的な視点でみてみる 

■思考の整理のポイント
・自分や相手の考えを言語化してみる
・仮説を立てて、恐れずに相手にぶつけてみる
・他人事を自分事にして考えてみる

■整理して新しい視点を見つけることは、それまで見えてなかったものが見えてきて、視界がクリアになるということ。インパクトを与える切り口が見つかったり、人を感動させるポイントが把握できたりとポジティブな発見がたくさん生まれる ⇒ 視点を見つけたその時点でアイデアの糸口になっている。

■視点を見つけるためのもうひとつのアプローチは「迷ったら具体的なシーンを思い浮かべる」。たとえば国立新美術館の場合だったら「人に説明するときに、どんなふうに紹介したらいいだろう?」、自分が館長だったらどんな美術館だとアピールしたいか。またお客さんの立場なら、帰ってから「こんなところだったよ」と説明できるよう明確なビジョンが打ち出されているか?など

■整理すること自体が目的なのではなく、「何のための整理なのか」という目的を持つが何より重要で、それは「ビジョン=あるべき姿に近づく」ことである。あるべき姿とは理想的な作業環境、などと置き換えればよい

■問題解決のための手がかりは必ず、対象の中にある。すぐれた視点で対象を整理すれば、解決に向けての方向が明確になる。答えは「目の前」にある。

【感想】
自分はほんとに整理が苦手で家もいつも人を呼べないぐらいにとっちらかってるし、職場でもデスクの上は綺麗でも、引出しをあけるとごちゃごちゃ…。せっかく片づけてもどこにやったかわからない…というような状況なんですね。。これを改善するためという意味合いと、ブログを書くときなんかもそうですが思考の整理が苦手で物事を考えたりまとめたりする作業にすごく時間がかかってしまうという状況を改善するために、この両方について解説されている本書はうってつけだと思い読み始めました。

本の装丁から中身の構成に至るまで、ほんとにいたってシンプルで、本のコンセプトと一体となっているので、読み進めていく中でほんとにすんなり頭の中に入ってくるような心地よさがあり、整理をするということの本質をここから感じたりもしました。中には○や△、□などを使ったビジュアルで伝える表なんかもあり、これもわかりやすかったですね。


上には書きませんでしたが、それぞれの整理術を説明するにあたって自らのクライアントとの仕事の事例をいくつか出しているのですが、これがまたすごい!特に国立新美術館のプロジェクトとユニクロのロゴ、Tシャツのプロジェクトの事例については、もう圧巻です。ここの部分だけで十分元はとったと思えるぐらいスリリングな内容でしたね。

国立新美術館のHPにも少し記載がありますので、気になる方はご覧ください。

国立新美術館HP・ロゴ紹介

logo_en.gif

あーこれ!という見覚えがあるインパクトのあるロゴかと思いますが、これがどのような情報の整理と思考の整理を踏まえて出来上がったものなのか、まさに自分自身が経験したかのような擬似体験ができます。このロゴに込められた「新しい」という視点が見つかるまでの、視点を変えたり一端対象から離れていく様や、それが見つかった後のロゴの構造の構築の部分は必見です。

ユーザー側がこのロゴを見て受け取るイメージや連想するものがそのまま国立新美術館の特徴になるようにされているのだなと、特に一般ユーザーとしての目線を持っているからこそ興味深く感じました。

またユニクロの原宿の「UT STORE」の事例についても同様です。「Tシャツをペットボトルで販売する」ショップコンセプトの「未来のTシャツのコンビニエンスストア」という超斬新な打ち出しがいかようにして生まれたのか、疑似体験できます。

これらのアイデアやコンセプトは何もないところからひねり出すものではなく、必ず対象の中に答えが隠されており、それを見つけ出すために整理が必要なのだということがここからもよくわかります。特に本質を見つけ出すまでの情報の整理と、視点を見つけだすまでの対象から離れてみたり角度を変えたりするアプローチが特に重要だと感じましたし、これが佐藤さんがどんなジャンルの仕事でも、対象の中から本質を見つけ出し形にすることができる能力のキモであるといえそうですね。

自分としては空間の整理で述べられていた「オフィスの整理は、一角に大きなシェルフをずらりと並べ、その中に、プロジェクトごとにモノを整理して入れている 」ということから、収納の中をまずは整理してスペースをつくり、そこに同じBOXを並べてシンプルに保管する、というところを実践しようと考えております。そしてそれをすることの意味として、「物を探す余計な時間を省く」「気持よくリラックスできる空間にする」というポジティブな目標を持って始めたいと考えています。

また思考の整理については、たとえばブログでもそうですが、「結局ここから何を伝えたいのか」というものをまず明確にし、そのために持っている情報の中から何を伝えればいいのか、ということを箇条書きにして考えることを始めます。

それから「他人事を自分事として考える」という点も自分の考え方の習慣にしたいポイントでした。よく自分ごとも自分ごととして考えない癖があって完全に思考停止に陥ることがままあるので…。どんなことも自分だったら…とまずは考えることによって、より具体的に突っ込んで考えることができるのですね。。
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