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『断る力』勝間和代 バッキバキの固い信念と柔軟性

「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。
意地を通せば窮屈だ。兎角人の世は住みにくい」

とは、もちろんあの夏目漱石の草枕に出てくる有名な一節ですが、そんな人の世をどうやって前向きに歩いていくかを説いた本がこちら。

断る力 (文春新書)断る力 (文春新書)
(2009/02/19)
勝間 和代

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この本は、ただ単に人からの誘いを「断る」ことだけではなく、「断る力」を使って自己概念を確立し、コモディテイからスペシャリティへの脱却を図り、ひいては有限である自分の人生をいかに大切にするかという、それこそ社会的な関わりの中の自分を認識する必要性や哲学までを説いた本です。

で、この本、まず最初に感じるのは、表紙のこのビジュアル、、、結構パンチが効いてますよね。。。初めてこれを見た時は、正直………。って感じだったんですよ。なんというかスマートさとか、おしゃれ、とかそういった感じはまったくしなくて、どちらかというと「無骨」というか「固い」というような印象を持ったんですよ。

でもねこれ、本書を読み終えてもう一度見返すと、あーやっぱりこの本にはこの表紙意外にありえないんだな!と感じました。

この本の中では「ゆるぎない自分の軸」という言葉が何度か出てきますが、自己概念の形成の重要性について非常に深く掘り下げて、これを前提に、確立した後のどう周囲に対して自己表現していくかという非常に一本固く筋の通った内容です。柔らかい言葉で書かれた文章ではありますが、良い意味でバッキバキの「固い信念」みたいな読み応えを感じます。

このバッキバキの「固い信念」をビジュアル化したら、もうこの表紙しかなかろうと、妙に納得したわけです。。。ちょっとそれますけど、前にもなんかこの感覚、味わったことがあるな~と考えてみたら、自分の大好きなアルバムHi-STANDARDの「ANGRY FIST」のジャケでした!
ANGRY FISTANGRY FIST
(1997/05/14)
Hi-STANDARD

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このジャケも初めてみた時はカッコいいとは正直思えなかったんですけど、このアルバムに込められたPUNKな精神や、自分自身の本当にやりたいことをやれ!という揺るぎないメッセージはこの表紙にも表わされているんだな~と後からだんだんわかってくるんですよ。こういう武骨さを感じるジャケってなぜだか心に残りますし今回の本との共通点を感じます。ちなみに最近分かったんですがこのジャケはあの佐藤可士和さんが手がけたものです。

と、若干逸れましたが、この本を読んで特に私が強く感じたのは
■何事もまずは自己概念の確立!!!
■自分のコントロールできることだけに集中する!
■人との関わりの中で、第三者的な視点、つまり「意図する視点」を身につける

ということです。

■何事もまずは自己概念の確立

断るためには自分自身の軸を持つ、ということを何度も何度も繰り返されているわけですが、これはもう何をするにも大前提だと感じます!己を顧みるということはもう必須!

今キャリアカウンセリングの勉強をしているんですが、自分のキャリアが描けない、何をしたいかわからないというクライエントに対しては、まず最初のステップとしてこの自己概念の確立なんですよ。ちなみに自己概念とは「自分は何者か?」という問いへの答えのことで「自己イメージと真の自分との一致」ともいえます。日本人は集団教育の中でいつしか自分と向き合うことをなおざりにしてしまいがちですが、例えば「進路指導」という名の一般的なレールの押し付けでなく、自分自身と深く向き合う行為を教育し、自分自身で自分の将来を考えるということをそれこそ小学生から教えてあげなければいけないんじゃないかと感じるんですけどどうでしょう。

ちなみに色々とそのための方法が挙げられていますが、このブログを書くという方法は自己概念の確立という観点からも本当におススメですよね!私の場合、転職者のキャリアカウンセリングなので自分が何をしたいか分からない…という人はあまりいないのですが、たまにいた場合には本気でブログを勧めたりもしています…。

■自分のコントロールできることだけに集中する!

自分もできるだけ人には嫌われたくはないと思っていましたけど、自分が才能を伸ばそうと思えば、必ず一定数からは嫌われるので余計なことは気にしないという下りにはナルホドな~と。嫌われないように自分で努力するコントロールできる所と、逆に出来ない所の見極め、そしてコントロールできる所はベストを尽くすというメッセージは、かなり前に読んだヤンキースの松井秀喜の著書「不動心」でも全く同じことが書かれていました。
不動心 (新潮新書)不動心 (新潮新書)
(2007/02/16)
松井 秀喜

商品詳細を見る
ヤンキースに移った初年度、大リーグ独特の重いボールへの対応に苦しみ中々フライが打てなかった時、ニューヨークのメディアには「ゴロキング」とこき下ろされ散々批判されたそうですが、メディアに報道される内容をコントロールできるわけじゃないから、それはもうほっておいて、打撃の課題の改善への集中と、打撃以外の守備や考えてプレーすることで貢献していくことを心がける中で監督やチームメイトの信頼を得ていったというようなことだったと思います。

このような厳しい状況でもコントロールできる所に集中すれば自然と、周囲の喧騒は収まっていくんですね。ちなみにこの本に書かれている松井のモットー「人間万事塞翁が馬」ってセレンディピティによく似てるんですよ。まああえてここでは深堀しませんが。あとこの「不動心」というタイトルも「自分の軸」とすごくつながっていてこれまた第一線で活躍する人の共通点を感じますよね。

■人との関わりの中で、第三者的な視点、つまり「意図する視点」を身につける

これまたカウンセリングですが、カウンセリングでは相手とのかかわりにおいて、何事も「意図」することが必要なんです。質問だけでなく表情や頷き、自分が醸し出す空気のようなものまで。自分の関わり方が相手にとってとんでもなく大きな影響を与えてしまうからです。そのためにはこの第三者的な視点が必ず必要なんです。メタ認知ともいえるでしょうか。

「断る」という行為は自分の考えを押し付けるだけではだめで、相手との対等な関係の中で、自分が断ることで相手と自分にとって何が生まれるのか?ということを「意図」しなければいけないんですよね。この「意図」こそが私の得意とする「思考停止」から抜け出す大きなカギとなり、固い信念と柔軟性とのバランスをとる支点であり、どんな行動にも持っておきたい視点です。

住みにくい人の世は「断る力」で生きていけば良いのデス!
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