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多くの人の共感や感動を呼ぶ表現の源泉って何なん?

多くの人の胸を打つ感動的な作品や表現って、実はその成り立ちは、作り手にとってごく身近にいる個人的な誰かに向けたものだったりします。

最初はたった1人に向けたもの。身近にいて顔が浮かぶ個人を喜ばせること。そんなものがだんだんと広がり波及することで多くの人の共感を生みだしていきます。

結婚式は、特定の誰かにありったけの想いを贈る行為の連続だから泣ける

つい最近、親友の結婚式でスピーチをさせて頂く機会があったんです。今思い出しても顔から火が出そうなほどの拙い喋りで、しかもおもいっきり個人的すぎる内容でした…。にもかかわらず、聴いてる人はちゃんと聴いててくれて、後から「良かったよ」「感動したよ」「誰々が絶賛してたよ」とか言っていただいたり、意外にも良い反応をもらえました。

このことから感じたのは、手前味噌ながら、多くの人が共感したり、感動したりすることは、案外、大衆に向けたものではないんだな、ということです。むしろ超個人的な、顔が思い浮かぶ特定の誰かに喜んでもらいたくて作ったり、表現したことが結果的に大勢の人に伝播して感動や共感を呼ぶのか~、と感じました。

逆に自分が受け手の立場で結婚式をみてみれば、例えば新婦から母親への手紙しかり、友人たちの余興しかり、新郎から新婦へのサプライズしかり。別に自分に対しての行為じゃないのに、誰かが誰かのために、ありったけの思いを込めて贈る行為に、自分も勝手に感動したり、共感したりするわけです。

一人のために書くことで生まれた『もしドラ』

昨年売れに売れた、といういうか今現在も売れ続けている「もしドラ」こと、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』。この作品は、初めはAKB48の峯岸みなみに読んでもらうことを目的として、その峯岸みなみを主人公のモチーフにして書かれていることは有名な話。作者の岩崎夏美さんもインタビューでこんな話をされています。

ただ一人をターゲットにして、その人のためにだけ書くと、そこから広がって多くの人に共感してもらえるようなコンテンツを作れる場合があるということを、僕は方法論として知っていました。
『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル)もアリス・リデルという小さな女の子ただ一人に向けて書かれましたが、全世界の子どもに愛読されて“これは私のために書かれた作品ではないか”と思わせるような強烈なインパクトを与えました。僕もそれにならって、誰か一人のために書くことが、結果的には多くの人に届く一番の近道ではないかと思ったんです。しかし、ただ峯岸みなみと同じ性格の登場人物を作るのではなく、彼女が“こんな人になりたい”と感情移入できて、愛せるキャラクターにしようということでこんな(本作の主人公のような)キャラクターになりました

新刊JPニュース - 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者はどんな人?(第1回)より
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
(2009/12/04)
岩崎 夏海

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「自分も他人もおもしろい」がエンゲージメントを生む

最近話題になってた「自分が面白いと思うこと」をやるべきか?「他人が面白いと思うこと」をやるべきか? - teruyastarはかく語りきという記事。ここで考察されている「自分が面白いこと」をやるか「他人が面白いこと」をやるか?というジレンマをはらむ究極の問い。

でも意外とこの2つ、「顔が浮かぶ個人を喜ばせること」という視点でわりと簡単に繋がっちゃう気がします。だって恋人なり家族なり親友なり、誰か大切な人が喜ぶことを想像したらゼッタイ自分だって面白いでしょ?そしてとことんまでそれを突きつめた行為は、他人が見ててもどこかしら普遍的なものに感じられて面白いはずなんですよ。

少し前までのマーケティングや商品企画の常識とは、ターゲットをある属性に基づいた集団に特定し、最大公約数的ファクターを導きだして、それに従って行うものでした。しかしもとよりそうした万人受けを狙ったものは、価値観が多様化する現在において大抵が薄っぺらなものに感じられてしまうのです。

逆に現在のマーケティングでは、商品やサービスを介した体験的・情緒的つながり、つまり「エンゲージメント」が重視されるようになってきています。

その「エンゲージメント」を醸成することとは、まず「具体的な個人の顔を思い浮かべて、その人に喜んでもらおう」という視点ありきで、その後ろからそっとやってくるものなんじゃないかなぁ、なんてことを考えたのでした。

多くの人の共感や感動を呼ぶ表現の源泉って、作り手の身近にいる大切な誰かなのかもしれません。
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