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『我は求め訴えたり』デーモン小暮 これからの「悪」の話をしよう

「逆説的」っていう言葉はこのためにある言葉なのかな、っていうぐらい至極真っ当な一冊。漫画「悪魔くん」の呪文の一節を冠したデーモン小暮閣下による一種の哲学本です。

我は求め訴えたり我は求め訴えたり
(1987/03)
デーモン小暮

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といってももう23年前に出版された作品なので、今はもう絶版になっているのか、amazonでも画像は出てきませんね。値段も上がってるし…。

『これからの「正義」の話をしよう』という本がベストセラーになるなら、『これからの「悪」の話をしよう』と題名を変えてこの本の改訂版を出せばいいのにと本気でプレゼンしたくなる素晴らしい内容ですよ。
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
(2010/05/22)
マイケル・サンデルMichael J. Sandel

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というか単純にデーモン小暮閣下、ムチャクチャ頭良い…。悪魔に扮するということが一過性のウケなんかを狙ったものではなく、これまでの経験に基づく信念や哲学の上に一貫した主張があり、それを伝えるための必然的な逆説表現なのだということがはっきりと伝わってきます。20代にこれを書いているわけだから、幼いころから状況に傾注し自問自答を繰り返して、鉄を打つかの如く自分なりの哲学を鍛え上げ、時に歪めて形作ってきたのであろうことがありありとわかるんですよ。

絶対的、普遍的、恒久的に〝正しい〟規則だの法律など、あり得ないのだ。どんな立派な謳い文句のついた規則でも、それをつくった者が、世の中を自在に操る為の『支配の道具』に過ぎないのである。

どうでもいい規則を賢く笑いながら打ち破ろうとする「悪」こそが、実は自分自身を確立できる「善」なのだという逆説の真理を、どこまでもユーモラスに描き切っているわけです。もっといえばその一貫したユーモアで、真っ当すぎる主張を発することそのものが逆説的だったりします。

現在は世の中の何もかもが、逆回転をはじめていますからね。こういう時に必要なのは逆説的な考え方。それを得るのにこれほど格好な教材はないですよ。

で、個人的に目をつけたのはこの本のなかでも最もくだらないであろう一節。学生の頃に体験した意味不明な校則を画期的校則『集団だるまさんが転んだ』と評して述べている個所です。

朝と夕、決まった時刻になると、全校に国家が(インストゥルメンタルで)流れ、それにあわせて日の丸と校旗の掲揚が行われる。その瞬間、全校生徒の、〝時間が止まる〟のだ。校内にいるすべての生徒は、その時行っている作業を(たとえどんな作業であっても)直ちに中断し、帽子を脱いで、旗の方向を向き(直接見えない所にいても、その方向に向きなおって)、直立不動しなくてはならないのだ。どうだ、凄いだろう参ったか。ムハハハハハ。

実際、この時間はブキミであるぞ。何百人もの学生が、ピタッ、ピタッとそこかしこで呆然と立ちつくすのだ。屋上で相撲を取っていても、途中でやめて立ちすくまねばならず。まわりを見回すと、下校途中の集団が、ゴソッと蝋人形になっておる。



「蝋人形」という言葉が出てくればもちろん『蝋人形の館』でしょう。言わずと知れた聖飢魔Ⅱの名曲です。



WORST~聖飢魔II極悪集大成教典WORST~聖飢魔II極悪集大成教典
(1989/09/21)
聖飢魔II

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勝手な想像ですが、『蝋人形の館』はこの“集団だるまさんが転んだ体験”がもとになって出来た曲なのかな~と思ったんですよ。PVも後半は学校でのライブシーンに切り替わって、不満顔の先生をよそに生徒が熱狂し出してしまうというシチェーションなので関連性がありそう。ただまぁこれに関しては、そんなことどこにも書いてないし、完全なご都合主義で話を進めますが。

で、こんなアホらしい体験がモチーフになっていると考えると、おどろおどろしい歌詞や曲調がユーモアそのものにしか聴こえなくなるし、何より創作とかインスピレーションの源は普段の生活のちょっとした「なんじゃこりゃ!」という引っかかりみたいなものから生まれるんだな~と改めて思ったりするわけです。何度も言うように完全なご都合主義的解釈ですが…。

ちなみにこの『蝋人形の館』はTV番組で、赤ちゃんを泣きやませたり、笑顔にさせる効果がある等と取り上げられていて、子育て世代の親たちに話題になったとかなってないとか…?!

ちなみにウチの9ヶ月の娘はこの曲をかけると嬉しそうにノリだします!上記の『WORST』というベストアルバム(悪魔界ではBESTはWORSTであるそうだ)でかけているのですが、その次の曲の『WINNER』あたりでウトウトしだし、さらに次の『白い奇跡』で完全に寝に入るというのが夜の寝かしつけの定番コースとなっています。今日も悪魔の囁きに魂を売る娘なのです…。

ということで、タレント本だからと安易にバカにすることなかれ。心して読むのだぞ。

聖飢魔Ⅱ音源↓
A QUARTER CENTURY OF REBELLION “世界的極悪集大成盤”A QUARTER CENTURY OF REBELLION “世界的極悪集大成盤”
(2010/07/28)
聖飢魔II

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1999 Black list「本家極悪集大成盤」1999 Black list「本家極悪集大成盤」
(1999/05/21)
聖飢魔II

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