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『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』 おれの人生はつまらなくなんかない!

人は誰もがその人生ドラマの主人公であり、唯一無二のかけがえのない存在だ。

名作「オトナ帝国」の中でも特に名場面の誉れ高い父ひろしの過去回想シーンや、終盤に言い放つ「おれの人生はつまらなくなんかない!家族がいる幸せをあんたたちにも分けてあげたいくらいだぜ!」 の一言に、人間の独尊性とロマンを感じずにはいられません。

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「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」は、オトナ達がかって子どもだった頃に味わった懐かしい匂いの虜になり、架空の昔の世界に閉じこもってしまう。そんな世界からしんちゃん達が本当の未来を取り戻す話しです。

ストーリーの構成自体は、元にあった世界を誰かに奪われそれを取り戻す、という単純な話しです。しかしながら、そこにメタファーされるメッセージは非常に普遍的といえます。

家族、次代に受け継がれる命、過去にとどまるのではなく現在から未来に向かって生きること。

そして、特に心を打たれるのは父ひろしの描写。しがない平凡なオトナの一人であっても、生まれたときから辿ってきた道のりのなかにその人独自の歴史がある。家族の為に日々働き、日が暮れれば家族の元に帰る。毎日ちょっとした嫌なこともあれば、ちょっとしたことに幸せを感じたりもする。そのような一見なんでもない人生にこそ、何ものにも取って替えることのできない真実と尊厳があり、それはとても高貴なものだと教えてくれるのです。

この映画にふさわしくないほど固い引用ですがオーストリアの精神科医、心理学者のビクトールEフランクルの著書『死と愛』にこんな一文があります。

人間の内的生活史はその生涯においてたとえ悲劇的であれ、まあ何ら知られず、且つ劇的なところがないにしても、決して「むだに」過ぎているのではないのである。一人の人間が生きた「ロマン」はかって書かれたいかなるロマンよりも比較にならないほど偉大で創造的な業績なのである。

職業と家庭が与える具体的な使命を実際に果たしている一人の単純な人間は、その「ささやかな」生活にもかかわらず、数百万人の人々の運命をペンの一走りで決定できても、その決定において良心なき「偉大な」政治家よりも偉大で高貴なのである。

以上に述べられるような、人間が本質的にもつ一回こっきりの人生ゆえの独尊性が見事に描写されているのです。ここにオトナ(特に男)達は自分を重ね合わせ心が震えるのではないでしょうか。

もちろんしんちゃんを初めとする子ども達の無邪気なかわいさや微笑ましさ、ギャグは素晴らしい。そもそも過去と現在をつなぐ物語の重要なカギがひろしの"足のニオイ”という時点で、こんなにくだらなくてしょーもないのにメチャクチャ感動!といういい塩梅具合に唸らされます。子どもは楽しめてオトナは感動できるという間口の広さを持ち、笑いも感動も一切くどくなくて全体もタイトにまとまっていて、もういうことなしな完璧な一本ですね!

「オトナ帝国」と並ぶ名作といわれる作品↓
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